国会保健福祉委員会の所属議員が2日、食品医薬品安全庁から提出された資料の分析結果を明らかにした。それによると、フェンテルミンやフェンジメトラジンなど向精神薬を含有する食欲抑制剤の国内生産量は2003年が905万9000錠、2004年が7585万2000錠、2005年が1億1493万9000錠、2006年が1億1438万錠、2007年が1億3568万錠など急増している。生産金額でみると、2003年が111億ウォン(約9億8200万円)、2004年が228億ウォン、2005年が353億ウォン、2006年が345億ウォン、2007年が447億ウォンと、5年で4倍に膨らんだ。特に昨年は前年に比べ生産量が18.6%、金額は29.6%と、増加幅が拡大している。また、製品の種類も2003年には2種類だったのが、2007年には37種類に増えた。
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一方、食品医薬品安全庁は向精神性医薬品取り扱い業者に対し、2005年から2007年までで353か所を点検し、94の違反事項を摘発するにとどまっている。「不適合」摘発件数は2005年が59件、2006年はゼロ件、昨年は35件にすぎず、生産量の推移とは反比例する。
国連の国際麻薬統制委員会では、韓国をブラジルとアルゼンチンに次いで麻薬類の肥満治療剤を多用する国に分類している。
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