握手を交わす韓日首脳=24日、北京(聯合)
握手を交わす韓日首脳=24日、北京(聯合)
【北京24日聯合】李明博(イ・ミョンバク)大統領と日本の麻生太郎首相は24日午前、中国・北京で初の首脳会談を行い、国際金融危機の克服に向け積極的に協力することで合意した。
 両首脳は会談で、韓日中と東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国が参加する800億ドル規模のチェンマイ・イニシアチブ(CMI)多国間共同基金の造成が来年上半期までに完了するよう、韓日間の連携を深めることにした。

 また、国際金融市場と両国の経済・金融状況に対する正確な理解が求められるとの見方で認識をともにし、関連情報と意見を随時交換することにした。金融危機拡大防止に向け、新たな多者協力体制の構築と積極的な参加が必要だとの点でも意見が一致した。両首脳は韓日間の未来志向的なパートナーシップ発展に向け積極的に協力するとともに、金融危機克服に向けた第1回韓日中首脳会談の年内開催を進めることでも合意した。

 このほか、李大統領は北朝鮮核問題解決に向けた韓国側の立場について、麻生首相は最近の日朝関係について説明し、互いに力添えを求めた。また、李大統領は「多者協力体系に新興国の立場と理解を反映し、発展させていくのが望ましい」とし、サミット参加国拡大時には新興経済国の参加が必要だと強調した。麻生首相もこれに理解を示したという。

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