【ソウル10日聯合ニュース】韓国取引所は10日、FTSE先進国指数に組み入れられたことで、韓国が資本市場の先進国に仲間入りすることになったと評価した。
 李光秀(イ・グァンス)有価証券市場本部長は同日の記者懇談会で、「経済協力開発機構(OECD)加盟が実体部門での先進国入りを意味するとすれば、FTSE先進国指数組み入れは、資本市場部門でも先進国の隊列に合流したという意味」と述べ、中長期的に良質の資金が国内に流入し、韓国株式市場の体質が強化されることが期待されるとした。
 世界的な金融危機の発生に伴い外国人資金が国内から一気に流出したことについては、新興市場投資資金の高リスク、高収益、短期的性向なども影響したと説明した上で、先進市場の仲間入りをすれば、中長期的に約213億ドル(約1兆9624億円)の投資資金が純流入することになると見通した。特に、これまで韓国市場に関心を示してきた日本の信託年金などを中心に新規資金の流入があると予想、すでに資金流入効果はある程度見え始めているとしながら具体的な数字を示した。
 また、全般的な信頼度上昇の効果で、韓国株式市場に対する「ディスカウント」の緩和にも役立つとの見方を示した。
 FTSE先進国指数への組み入れが予想される企業は、サムスン電子やPOSCO、KB金融持株、新韓金融持株、現代自動車など107銘柄。

Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0