COEXで開幕した第14回アジア太平洋小売業者大会=14日、ソウル(聯合ニュース)
COEXで開幕した第14回アジア太平洋小売業者大会=14日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル14日聯合ニュース】第14回アジア太平洋小売業者大会が14日、ソウル・三成洞の韓国総合展示場(COEX)で開幕した。
 2年ごとに開催される同大会は、域内流通企業の最高経営経営者(CEO)が集まり、流通業の未来を模索し、最新情報を交換する場となっている。韓国での開催は1985年の第2回大会に続き2回目。
 17日まで開催される今大会は、エコロジーやIT技術などを流通分野に取り入れ、未来の消費トレンド展望、域内流通業者の相互協力、新成長エンジンの模索に焦点を合わせている。
 開会式には鄭雲燦(チョン・ウンチャン)首相、大韓商工会議所の孫京植(ソン・ギョンシク)ら国内から約2300人、海外からは日本小売業協会の中村胤夫会長はじめ23カ国・地域の流通業関係者約1100人が出席した。
 孫会長は歓迎のあいさつで、「現代の流通業は、生産者と消費者の間で情報を拡散させる経済の中枢神経系のような役割を果たしている」とし、今大会で域内協力を拡大させ、共同繁栄の契機をつくろうと提案した。
 開会式後に行われたコンファレンスではアジアの小売業者が成功するための助言も提示された。
 ベンチャーリパブリック社のCEOで世界的なブランド戦略専門家のマーティン・ロール氏は、ブランドに対する洞察力や知識、観察力などを備えれば競争力を一層高めることができると強調した。また、梨花女子大学の李培鎔(イ・ベヨン)総長は、流通企業に対し社会還元を促した。流通は人間に対する尊重とまごころが土台となってこそ、持続可能な成長を遂げることができると述べた。
 15日には「技術革新と流通革命」をテーマに、流通業界に導入されたIT技術の現況が紹介され、16日には流通産業の新たな成長エンジンと未来を展望するディスカッションが行われる。最終日の17日は、韓国の代表企業の産業現場訪問や韓国の固有文化を体験するプログラムなどを予定する。
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