(左から)香川照之、ポン・ジュノ監督、キム・ヘジャ、ウォンビン、鳩山幸夫人
(左から)香川照之、ポン・ジュノ監督、キム・ヘジャ、ウォンビン、鳩山幸夫人
去る10月27日午後7時15分より、新宿バルト9にて韓国映画『母なる証明』の舞台挨拶付きプレミア上映会が開催された。日本公開を記念し来日したウォンビン、キム・ヘジャ、ポン・ジュノ監督が登壇し、スペシャルゲストとして俳優の香川照之と鳩山幸夫人が3人に花束を贈呈した。

韓国映画「母なる証明」のキャスト、公開日、あらすじ

韓国映画『母なる証明』(韓国原題:マザー/配給:ビターズ・エンド)は『殺人の追憶』や『グエムル~漢江の怪物~』などで有名なポン・ジュノ監督が手掛けた親子愛を描く作品。権威ある映画賞として知られる<韓国映画評論家協会賞>では、作品賞と脚本賞(ポン・ジュノ)、女優主演賞(キム・ヘジャ)を獲得し三冠王に、また、<釜山映画評論家協会賞>でも作品賞、主演女優賞、撮影賞の三冠に輝いた。さらには、本年度<カンヌ国際映画祭>の“ある視点部門”に正式出品され、2010年第82回米国アカデミー賞外国語映画部門の韓国代表に決定するなど、海外での注目度も高い。

今回のプレミア上映会のチケットは2分で完売したほどの人気ぶりだったという。世界が絶賛したヒューマン・ミステリーを公開前に見られる幸運を手にしたファンが会場を埋め尽くし、ウォンビンらに大きな声援を送った。

母親役のキム・ヘジャと息子トジュン役のウォンビンはお互いに、「トジュン」、「オンマ(韓国語で母という意味)」と呼び合っていたというエピソードを公開。監督は「大女優キム・ヘジャさんと仕事がしたかった。また、誰であれば母親を狂わせることができるか考えたとき、ウォンビンしかいなかった。アイドルではなく本当の演技派俳優になったウォンビンを見てほしい」と主演俳優との仕事に喜びを感じているようすだった。

一方、ゲストで招かれポン・ジュノ監督とは映画『TOKYO!』で出会ったという俳優の香川照之は「僕もいろいろな作品に携わっているが、『母なる証明』は今年NO1の映画」と大絶賛。鳩山幸夫人も「本当に考えさせられる映画。私は韓国の映画・ドラマが大好き。日韓が“近くて近い国”になるよう、私も頑張りたい」と述べた。

ポン・ジュノ監督自身も「新たな衝撃を感じる」と語る韓国映画『母なる証明』は、来たる10月31(土)よりシネライズ、シネスイッチ銀座、新宿バルト9ほかにて公開される。
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