【ソウル15日聯合ニュース】ソウル市議会は15日の本会議で、総額21兆2573億ウォン(約1兆6302億円)の来年度予算案を通過させた。一般会計は15兆4220億ウォン、特別会計は5兆8353億ウォンで確定した。ことしの予算(21兆369億ウォン)より1.0%増額されたが、ソウル市が提出した予算案からは280億ウォン減額された。
 市議会は経済環境を考慮し、広報・展示イベント関連の予算を削減したと明らかにした。市が申請したノウル公園の彫刻設置費41億1100万ウォン全額をはじめ、漢江芸術島造成工事の施行事業から33億7200万ウォン、ノウル公園の日よけ幕設置工事から10億ウォン、仙遊島公園の維持管理事業から13億5000万ウォンを削った。
 また、事業費の規模は大きくないものの事業効果が低いと判断された「ハイソウル漢江ビーチバレーボールおよびビーチサッカー大会」の開催費8000万ウォン、2010年シンガポールユースオリンピックの聖火リレー費5000万ウォンなども全額削減した。
 一方、社会福祉部門と市民生活環境改善のための事業の予算は拡大した。公共勤労事業に76億ウォン、中小企業インターンシップ拡大に45億ウォン、断絶された緑地軸の連結事業に28億ウォン、女性の雇用創出事業に10億ウォンをそれぞれ増額した。
 予算決算特別委員会の韓応勇(ハン・ウンヨン)委員長は「来年の景気見通しが良くないため、景気浮揚に役立つ事業は予算を増やし、行事関連の予算を減らすことに主眼を置いた」と説明した。

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