2008年10月に自殺した韓国女優チェ・ジンシルの弟チェ・ジニョン(39)が自ら命を絶った。

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チェ・ジニョンは29日午後2時過ぎ、ソウル・江南の自宅3階の屋根裏部屋で、電気コードで首をくくり死んでいるのを家族に発見された。午後3時前に延世大学の江南セブランス病院に運ばれたが、到着直後に死亡判定が下された。自宅の現場に遺書はなく、警察は鑑識を進め詳しい死亡経緯を調べている。

チェ・ジニョンは1993年にドラマ『われらの天国』でデビューした後、歌手や俳優として活動してきた。2008年10月に姉のチェ・ジンシルが自殺してからは外部活動を控え、甥の面倒を見てきた。一方、同年11月にはベトナムでボランティアを行ったほか、漢陽大学に合格し学業にも意欲を見せていた。また、先ごろ芸能プロダクションと専属契約を結ぶなど、役者復帰の意向を示しており、周囲では予想外の自殺に驚きを隠せずにいる。

チェ・ジニョンの遺体が安置された江南(カンナム)セブランス病院には多くの芸能人が弔問に訪れた。モデル、イ・ソラや映画女優オム・ジョンファなど故チェ・ジンシルと親しかった同僚らが沈痛な面持ちで姿を現した。また、チェ・ジニョンとベトナムでのボランティア活動をともにした<コヨーテ>のペッカも病院を訪れ、故人の冥福を祈った。