「デビューから8年間、たくさん痛手を負いながら大きくなった気がします。一番大きな痛手は、自分自身のいくじのなさでした」――。

ヤン・ヒョンソク の最新ニュースまとめ

歌手Rain(ピ)がスペシャルアルバム『Back to the basic』の発売を7日に控え、5日にソウル・汝矣島で記者懇談会を行い、アルバムタイトルのようにもう一度初心に戻ったとアピールした。

Rainは、芸能人としてずっと生きるなら節制し隠すべきことが多く、それを克服せねばならないときには手を離してしまいたくて気持ちが揺らいだと明かす。最近は毎朝鏡を見るくせがついたが、自分の目を見ながら暗示をかけ、自分のいくじのなさを乗り越え、より成長し、強い男になれたと話した。

気持ちは初心に戻ったが、音楽とイメージは変化を追い求めた。華やかなパフォーマンスのダンス曲の代わりに、2年前に作ったという自作バラード『あなたを引き止める歌』をアルバムのタイトル曲に選んだ。強い男のイメージを前面に出していたジャケットは、短い髪に下まつげを付けた中性的なRainに変わった。

Rainはこうした変化について、「歌手であるなら変化することが大衆への礼儀」との持論を口にした。刺激的な装いを捨て、淡白なイメージでファンの前に出たかったと語る。その一方、「トレードマーク」のパフォーマンスを期待するファンのため、別の自作曲『Hip Song』を後続曲に選んだ。

アイドルグループが飛ぶ鳥を落とす勢いだが、復帰へのプレッシャーはなかったのか。

「僕は歌謡界の中枢神経です。上にはパク・チニョン、ヤン・ヒョンソク、シン・スンフン、キム・ゴンモさんが、下にはアイドルの後輩たちがいます。互いに別の市場にいると思っています。自分が勝負をかけるのはアジア市場と米国。最近のアイドルグループは優れた実力を持っており、彼らがついて来れるようドアを開けておいてあげないと。プレッシャーよりも仲間と一緒に楽しみたいですね」。

ことしは歌手と役者を行き来しながら活動する計画だ。ドラマ『逃亡者(仮題)』など、秋に出演する数本のシナリオをめぐり悩んでいる。

活動の中心は韓国に置くが、6月の日本ツアーなどアジアでの活動も続ける。世界の中心はアジアであり、アジア文化の中心は韓国だと考えているためだ。

ハリウッド映画『ニンジャ・アサシン』のプロモーションで欧米やアジアをめぐりながら、「世界は広く、すべきことが多い」と悟ったというRain。「映画のため8か月間(減量で)食べられない苦痛もあったが、この映画でアクションスターという呼び名を手に入れ、顔も知られるようになった」と評価した。

米国進出については、「口だけで進出すると言いながらCDを出すと大変な目にあう。時期よりも成長が重要で、先に俳優として認められたい」と話した。アクションスターのタイトルを脱ぎ捨て、もっと有名になった後に米国でCDを出せば、成功する可能性が高いと期待を示した。