「キム・ギヨン監督は韓国映画史に残る“大家”だが、それほどプレッシャーも感じず自信を持って制作した」

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去る4月13日、狎鴎亭(アックジョン)CGVにて韓国映画『下女』の制作報告会が開かれた。
故キム・ギヨン監督の1960年作『下女』をリメークしたイム・サンス監督は「50年を経てリメークすることになったが、原作のキャラクターがどのような行動をとるのか、そして俳優や監督が歳月とともにどう変化したかなどを注目してほしい」と伝えた。また、「裕福な家庭に“下女”がやって来て、その家の男と関係を持つというストーリーは原作映画と同じ」と説明した。

2007年<カンヌ国際映画祭>で主演女優賞に輝いた女優チョン・ドヨンが下女ウニ役を演じ、ウニを誘惑し関係を持つ男フンをイ・ジョンジェが演じた。
チョン・ドヨンは「純粋で本能や欲望に正直なキャラクター。肉体的に大変だったが、精神的には幸せを感じた。ストレスも感じず撮影を楽しむことができた」とし、「ウニの純粋すぎる部分を理解するのが大変だった。あるとき“ウニを遠くから探しすぎているのでは。ウニはわたし自身かもしれない”と思い楽になった」と話した。

チョン・ドヨンの演技にイム・サンス監督や共演のユン・ヨジョンらは賞賛を惜しまなかった。
イム監督は「カンヌで賞を獲ったプロらしさを見せてくれた。撮影中にも言ったが、チョン・ドヨンさんを尊敬している」とし、ユン・ヨジョンは「監督の指示をスポンジのように吸収していく姿を見て、“わたしがドヨンさんの年齢のときそのようにできただろうか”と思ってしまった。ドヨンさんから多くのことを学んだ」と評価した。

イ・ジョンジェはチョン・ドヨンとのベッドシーンについてエピソードを伝えた。「技術的な問題で撮り直したことがあったが、そんな中でせりふも変わってしまった。今、口に表すことができないが…(笑)。5分間悩みに悩んで撮影に臨んだ」

一方『下女』は、仏カンヌで5月に開催される<第63回カンヌ国際映画祭>のコンペティション部門出品作に選ばれている。