故パク・ヨンハの遺体が安置されているソウルの江南聖母病院を訪れた俳優のソ・シソブが涙を流している=30日、ソウル(聯合ニュース)
故パク・ヨンハの遺体が安置されているソウルの江南聖母病院を訪れた俳優のソ・シソブが涙を流している=30日、ソウル(聯合ニュース)
歌手や俳優として活躍していた人気スター、パク・ヨンハ(32)の突然の悲報に、芸能界は大きな衝撃に包まれた。

パク・ヨンハ の最新ニュースまとめ

来月末に新ドラマの撮影を控えており、日本での歌手活動も活発に続けていたため、自殺に納得できないとの反応が大半を占めている。

パク・ヨンハと親しい音楽界関係者は30日、「28日に電話で話したが、不安を抱えた様子は感じなかった。きのう会う約束をしたが会えなかった。公演のためきょう日本に出国するという話を聞いたのに、こんなことがあり得るのか」と話した。また、うつ病かどうかは分からないが、普段からよく眠れなくて苦しいと、睡眠薬に頼っていたようだと伝えた。

パク・ヨンハが出演したドラマ『オンエアー』の脚本を書いたキム・ウンスクは、「20日前に電話したときは新しいドラマが決まったと、とても喜んでいた。とても明るい声だった。本当に死んだのか。信じられない」とショックを隠せなかった。

ドラマ『冬のソナタ』で人気を博したパク・ヨンハは、日本で精力的に活動を続けていた。昨年は映画『作戦~THE SCAM~』、ドラマ『ザ・スリングショット~男の物語』に出演するなど、韓国での活動も並行していた。来月から撮影に入る新ドラマ『ラブソング』にも意欲を示していた。

『ラブソング』の制作会社関係者は、「日本と韓国を忙しく行き来し、仕事もうまくいっていたのに、どういうことなのか理解できない」と話している。

 芸能界では、パク・ヨンハのうつ病については知らないとの反応だったが、普段から父親の胃がん闘病と独自企画事務所設立でプレッシャーを抱えていたと口をそろえた。

 ある芸能界関係者は「一人で事務所を立ち上げた後から経営の負担が大きかったと思う。今は人気があるが、いつ冷めるか分からないという不安に悩んでいたのだろう」と伝えた。

 『オンエアー』で共演した女優のソン・ユナは、「きょう良くない夢を見たが、こんな知らせが届いた。この前は日本から電話をかけてきたのに…」と言葉を詰まらせた。



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