ドラマはナイトクラブを背景に熾烈(しれつ)な人生を送る人々の日常を描く予定だ。ペ・ドゥナが演じる主人公のナ・ジンジンは30歳にして歌手を目指している女性。偶然、ナイトクラブのステージに立ったことがきっかけとなり歌手になる夢を抱く。
ドラマのタイトルでもある『グロリア』はナ・ジンジンが歌う曲名で、歌手デビューのため作った芸名でもある。歌手役だけに、ペ・ドゥナの歌の実力はドラマで重要な役割を果たす。
ペ・ドゥナは27日、ソウル市内で開かれたドラマの制作発表会で、「出演のオファーを受けたとき、一番心配だったのは歌だった。歌をうまく歌ってこそドラマが成り立つのに、いくら役が良いからといって何も考えずに出演に欲を出せば迷惑をかけると思った」と振り返った。
ドラマに良くない影響を与えるかもしれないという思いから出演をあきらめようとしたが、不可能なことをを努力で可能にするのも俳優の役割だと考え、歌手役への挑戦を決めた。「実は歌は下手だが、非常に熱心に練習している」と、役作りのための努力も怠っていない
歌のレッスンでは「自身がない」という指摘をよく受けるという。「演技とは違って、歌は本当にきつい。ナ・ジンジンの積極的な性格を見習わなくては」と語る。
ナ・ジンジンについては、「人生の方向も夢もなく、ひたすらまじめに頑張る。実際、わたしはあまり欲がない方だが、ナ・ジンジンは根性があり、明るく楽観的な性格だ」と説明した。
ペ・ドゥナは、ドラマの脚本を手掛けた作家のチョン・ジウ氏やプロデューサーのキム・ミンシク氏ら制作スタッフにも高い信頼を寄せている。チョン氏とは2007年にドラマ『完ぺきな隣人に出会う方法』で息を合わせた。
プロデューサーのキム氏はペ・ドゥナについて、「責任感が強く、共演者にまで気を使う姿を見て、主人公として作品全体を引っ張っていく姿勢がある俳優だなと思った」と高く評価した。
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