ハン・ウンジョン
ハン・ウンジョン
涙の女王、九尾狐(クミホ)VS可愛くあどけない九尾狐。九尾狐2匹が夏のテレビドラマを熱くしている。

韓国ドラマ「僕の彼女は九尾狐<クミホ>」のネタバレあらすじ、キャスト、視聴率、相関図、感想

視聴率調査機関TNmSによると、KBS2TV月火ドラマ『九尾狐-ヨウヌイ伝』の去る17日の視聴率は16.9%を記録した。同時間帯に放送されたMBC『同伊(トンイ)』(24.8%)とSBS『ジャイアント』(24%)が先頭を突っ走り、激しい視聴率競争を繰り広げているものの、『九尾狐-ヨウヌイ伝』もそれらに劣らない10%台後半を記録し注目されている。

また、SBS水木ドラマ『僕の彼女は九尾狐』は、去る19日の視聴率は14.1%を記録した。同時間帯に43.7%を記録し圧倒的な支持を受けるKBS『製パン王キム・タック』とは比べるに至らないものの、『僕の彼女は九尾狐』は11日にスタートを切って以来、少しずつ視聴率を上げ、その存在感を示している。

■九尾狐、風変わりな解析=九尾狐は伝統的に、夏になるとやって来るテレビの定番だ。男の肝を食い荒らし、口から血を流す九尾狐の姿は「天然冷房装置」だった。

しかし、ことし登場した九尾狐2匹は“フュージョン”という点で、今までとは異なる。韓国ドラマ『九尾狐-ヨウヌイ伝』は、男に惹かれる九尾狐ではなく、子を生かすためにはどんなことでもする“母”としての九尾狐に光を当てた。

一方の韓国ドラマ『僕の彼女は九尾狐』は、爽快、ハツラツであどけない“お嬢さん”の姿を見せ、2010年にソウルの真ん中に現れた九尾狐の現在文明体験記を描く。

このように、再解析された九尾狐は、火花散るテレビドラマ視聴率競争の中で、無視することのできない力を発揮している。

■涙の女王、九尾狐=韓国ドラマ『九尾狐-ヨウヌイ伝』は、“涙の女王、九尾狐”を誕生させた。母性愛に生きる九尾狐、このドラマの中では九尾狐は恐怖の存在というよりは悲しみを象徴する。このため九尾狐役のハン・ウンジョンは、九尾狐として化けた姿よりも涙を流すシーンを多く演じている。

■可愛らしい“ミホ”=韓国ドラマ『僕の彼女は九尾狐』では、九尾狐が「ミホ」と呼ばれる。うっかり九尾狐(シン・ミナ)とともに行動することになってしまったデウン(イ・スンギ)は、500年ぶりに封印を解かれ現在に投げ出された彼女を「ミホ~」と呼び、子ども扱いする。美しいミホは、天真爛漫な魅力でデウンの心に入り込んでいく。生まれつき生肉(牛肉)には目がないが、それ以外は恐ろしい九尾狐ではない可愛らしい子どものような部分を見せる。

■ハン・ウンジョンVSシン・ミナ、魅力発散=これら2作品に九尾狐役で出演する韓国女優ハン・ウンジョンとシン・ミナは、これまで代表作に恵まれてこなかった。しかし、今回は風変わりな九尾狐で好評を得ている。典型的な九尾狐の姿から脱皮した新たなキャラクターを、2人は待っていたかのように自分のものとして消化している。

特にハン・ウンジョンは、現代劇よりも時代劇で輝きが放たれることを知らせ、キレイで淡白な九尾狐を表現している。韓国ドラマ『九尾狐-ヨウヌイ伝』の掲示板には「ハン・ウンジョンがこんなにも演技が上手だとは思わなかった」という評価が続いている。

一方で、ここ1年余りCM界のスターとして名が知られてきた女優シン・ミナは、『僕の彼女は九尾狐』で、自身の魅力を全て出し切っている。26歳のハツラツとした“お嬢さん”の健康美とセクシー美が画面を支配している。

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