韓国映画「ポエトリー」の主演女優ユン・ジョンヒが4月5日(現地時間)、フランス政府から芸術文化勲章を受章した。

 韓国女優ユン・ジョンヒはこの日午後、同国の文化・コミュニケーション省でミッテラン文化相から芸術文化勲章「オフィシエ」を受賞した。芸術文化勲章は仏政府が芸術や文化分野の発展に貢献し、文化普及に努力した人物に授与するもので、「コマンドゥール」「オフィシエ」「シュヴァリエ」の三つの等級からなる。

 仏文化・コミュニケーション省によると、ユン・ジョンヒは当初、「シュヴァリエ」を受賞する予定だったが、ミッテラン文化相が昨年8月にフランスで公開された「ポエトリー」で主演を務めたユン・ジョンヒの映画人生を高く評価し、格上の「オフィシエ」を受賞することになった。

 ユン・ジョンヒは、「仏文化・コミュニケーション省だけではなく、フランス人がわたしの映画人生を認めてくれたことに喜びを感じる。勲章受賞を機に今後さらに一生懸命、映画に取り組める自信を持てるようになった」と感想を述べた。

 一方、ユン・ジョンヒの夫でピアニストのペク・ゴヌ氏は2001年に「シュヴァリエ」を受賞しており、ユン・ジョンヒ夫妻は韓国人では初めてフランスの芸術文化勲章を受章した芸術人夫婦となった。