チャン・ドンゴン の最新ニュースまとめ
「マイウェイ」は、宿敵だった韓日の青年が第2次世界大戦下の戦地で互いに希望となっていくようすを描いた作品。主人公ジュンスを演じたチャン・ドンゴンとカン監督は1000万人の観客を動員した映画「ブラザーフッド」で息を合わせた名コンビだ。
チャン・ドンゴンは「マイウェイ」のコンセプト自体に魅力を感じ、出演オファーを受けたとき、「カン監督が演出するのであればすぐに返事をする」と答えたという。
ただ、「マイウェイ」がカン監督にとって7年ぶりの作品で、制作費も300億ウォン(約22億1300万円)に及ぶ大作なため、少し心配はあった。しかし、撮影が始まり、末端スタッフの不満にも耳を傾け、一体感ある現場を生み出すリーダーシップを発揮するカン監督の姿をみてからは心配もなくなった。
「マイウェイ」ではチャン・ドンゴンのせりふの60%が日本語だ。カン監督は「完ぺきな日本語で周りをびっくりさせた」と「証言」している。しかし、当の本人にとっては日本語のせりふが最大のネックになった。「いくら完ぺきに準備しても物足りなさが残りました。『ロスト・メモリーズ』のときに比べれば日本語のせりふの量は少なかったですが…」
日本語のせりふが精神的なプレッシャーになったとすれば、長期間にわたる撮影は肉体的に負担を与えた。クランクイン後の最初の15日間は、映画1本を制作するほどのエネルギーを必要とし、真冬の厳しい寒さとの闘いも苦痛だった。撮影のため、生まれて間もない息子や妻(女優のコ・ソヨン)と離れて過ごさなければならなかったこともつらかった。しかし、「終わりの見えない作業」に感じられた撮影もラトビアでのロケを残すのみとなった。
「ブラザーフッド」に続き戦争を題材としたカン監督の作品に出演することには大きな負担を感じなかった。演じる人物とストーリーがまったく異なったためだ。「ブラザーフッド」のジンテは人柄が変わってしまう人物だったが「マイウェイ」のジュンシクは最初から最後まで変わらない。チャン・ドンゴンはジュンシクについて「一つの信念を守りながら夢と希望を捨てない、胸の奥に深くに何かを響かせる人物」だと語る。
デビューのときからスターとして成長を続けてきたチャン・ドンゴン。高い人気に感謝しつつも、その人気が「演技をする上ではプレッシャーにもなる」。しかし、不惑の年に近づき、人気を気にせずに「自分がやりたいことをできるというときめきもある」という。今はそんなプレッシャーとときめきが共存する時期のようだ。「せめて息子が小学生になるまでは人気があればいいなと思っています。『お父さんは人気俳優だった…』という言葉を息子が実感できるまでは人気を維持できるようにしたいですね(笑)」
演技の話になると真剣になるチャン・ドンゴンだが、最近は悪役に関心が高い。「かっこいい悪役は俳優にとって魅力的なキャラクターです。また悪役を演じる機会があれば以前(映画「友へ チング」)よりも魅力的にうまく演じることができそうです」と自信を見せた。
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