フランス・パリのシャルル・ドゴール空港が8日午後(現地時間)、フランスの熱狂的な韓流ファンが連呼するK-POP歌手の名前で湧きあがった。

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 フランスの韓流ファンクラブである「KOREA CONNECTION」の会員700人あまりがこの日、「SM TOWN LIVE WORLD TOUR」公演でフランスを訪問するSMエンタテインメント所属の「東方神起」や「SHINee」、「f(x)」を出迎えるために空港を訪れたのだ。

 この日、午後2時から集まり始めた韓流ファンは午後5時を過ぎて、入国口をいっぱいに埋め尽くした後、好きな歌手らの曲を歌いながら、K-POP歌手のヨーロッパ初上陸を祝った。

 彼らは「『SHINee』が好きだ」、「ユンジェ(『東方神起』のユンホと『JYJ』ジェジュンの名前を合わせた呼び名)愛してる」などと叫び、場内整理をしていた「KOREA CONNECTION」の幹部の指揮に合わせて、歓呼を続けた。

 特に「KOREA CONNECTION」の最年長会員になるという65歳のミッシェル・オノーレさんは、韓国国旗の模様が入ったはちまきをして、韓流ファンを整理し関心を集めた。ミッシェルさんは「インターネットを見て、K-POPに関心を持つようになり、特に『少女時代』が好きだ」と述べ、「今は、韓国ドラマと音楽番組だけを見ている」と語った。

 また、一方では「SHINee」の「Ring Ding Dong」、「SUPER JUNIOR」の「SORRY、SORRY」、「少女時代」の「Gee」などを歌いながら踊る姿も目撃された。

 3組のK-POP歌手が入国口から出てきた瞬間、待っていたファンらは歓声をあげながら、カメラのシャッターを押した。あっという間に抜けて行ったK-POP歌手を連呼しながら後を追い、彼らが黒いリムジンに乗って去る瞬間まで見守った。一部ファンは、K-POP歌手を直接見ることができたと明るい笑顔で喜んでいたが、歌手らがあまりにも早く抜けて行ったために、まともに見ることもできなかったと座りこんで涙を流す少女ファンもいた。
 
 中学3年生というノーラちゃんは「3時間以上待ったが、顔を見ることもできなくて、カメラで撮った写真は1枚もまともな写真がなかった」と悔しがった。また、女子高生のカロリーンちゃんは「ヨーロッパに初めて来るK-POP歌手を心から歓迎するために来たが、みんな無我夢中で秩序もよく守られなくて、腹が立つ」と述べ、「しかし K-POPスターを直接見ることができて良かった」と語った。もう1人の女子高生セリーンちゃんは、「今回のSMタウンの公演をきっかけに、K-POP歌手らがもっとたくさんフランスを訪問してほしい」と話し、「彼らが頻繁に訪れることで、韓国の多様な文化を自然に伝えられて、もっと愛されるのではないか」と語った。

 この日、韓流ファンの姿を見守ったある芸能関係者は「K-POPの人気歌手らが、日本や東南アジアを訪問する時の雰囲気と特に変わりはない」とし、「10~11日の公演が期待される」と語った。