【ソウル聯合ニュース】保健福祉部が13日に公表した報告書によると、昨年にソウルで発見された身寄りのない死亡者は174人と集計された。身寄りのない死亡者とは、持病や老衰、自殺などで死亡し、連絡する遺族がいないケース、遺族に遺体の引き取りを拒まれたケースを指す。
 市内25区のうちでは中区が43人(24.7%)で最も多く、永登浦区が27人(15.5%)、竜山区が12人(6.8%)、恩平区が11人(6.3%)、鍾路区が10人(5.7%)と続いた。松坡区や江南区、瑞草区、城北区などはゼロまたは1人にとどまった。
 年代別では、60歳以上が全体の31%で最多を占め、40代は27%、50代は24%だった。年齢不詳の死亡者も全体の15%を占めている。
 専門家らは、身寄りのない死亡者の分布は、各自治区のホームレスの分布とほぼ一致していると指摘、こうした人々に対する応急救助システムの拡充を求めた。

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