イ・ウンミ
イ・ウンミ
韓国の実力派歌手イ・ウンミが8日、東京・新宿のホテルで聯合ニュースの取材に応じ、日本単独コンサートを控えた感想と最近の活動などについて語った。

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 ことし4月に予定されていた東京と大阪の初単独コンサートを東日本大震災の影響で延期していたイ・ウンミが10日、江戸川区総合文化センターホールにて「イ・ウンミ・コンサート・イン・ザ・シティ・2011東京」を開き、フルバンド演奏とともに感動を届ける。以下はインタビューでの質疑応答。

<b>-日本での初コンサートを開催する感想は。</b>
 大地震で公演が延期されましたが、わたし自身の公演よりも、大きな自然災害に心を痛めました。仙台空港に水が迫ってくるようすを(テレビで)見て怖かったです。復興には時間がかかるかと思いますが、一日もはやく心が休まるときが来てほしいです。

<b>-コンサートに向けて準備したことは。</b>
 正直、日本での初コンサートを開くまでにかなりの時間を要しました。バンド演奏とともにミュージシャンとして完ぺきなステージを見せたいがためにです。韓国とは異なるステージを披露する予定ですが、初めてわたしの音楽を聴く方々はそのままイ・ウンミの音楽を受け入れていただきたいです。大衆音楽は聴く側の音楽ですので。

<b>-MBC「スターオーディション 偉大な誕生」を終え、どう過ごしていたか。</b>
 新作の準備中で、2~3曲をわたしが編曲しています。たぶん12月初めにはミニアルバムをリリースできると思います。

<b>-歌手イ・ウンミの指導者がいるとしたら。</b>
 特別に、何か指導を受けたわけではありませんが、チョ・ヨンピルさんやユン・シネさん、チョン・フンヒさん、ハン・ヨンエさん、イム・ヒスクさんなど先輩方を尊敬しているので、自然に学ぶことが多かったと思います。今でもすばらしい方々ですよね。自己管理をしっかりされていて、ステージでも変わらない魅力を発揮していると思います。私は少しでも近づきたいと思っていますが、まだまだです。

 実は、歌手というのは体調管理がとても重要です。健康で、朗らかな精神状態を維持することができれば、良いステージを披露することができますが、歳を重ねるごとに健康管理が難しくなってくるんです。以前はステージを終えて、外に出た瞬間「死んでも良い」と思いました。しかし、大衆歌手の生命というのは、自身の音楽を聴き、応援してくれるファンが決めることだと今になってわかったのです。ファンが愛してくれる限り、ステージに上がることができるのですから。

<b>-「偉大な誕生」でアドバイザーを務めて感じたことは。</b>
 実は、「偉大な誕生」に出演することになったのには、いくつか理由がありました。その中でも、デビューする機会さえないアマチュアに機会を与えるという点が、心に響いたから出演を決めました。

 第一歩を踏み出そうとする人たちの燃え上がるような情熱は、本当にうらやましく感じます。正直、好きなことを仕事にしていながらも、ある瞬間はイ・ウンミという個人を捨てなければならないことがあります。そんな時は喪失感も感じるし、つらいと感じることもあります。若い挑戦者たちの情熱で胸が熱くなり、責任感も感じるようになりました。

 先輩として何をして、どんな話をして、どのように行動すべきなのか、多くのことを悩みました。ようやくスタートを切った彼らは、アーティストとして成長するために、もっと険しい波を掻き分けなければならないのです。そういった意味でも、自分の子どものように、弟子を心配しています。

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