【ソウル聯合ニュース】大韓サッカー協会が韓国代表の趙広来(チョ・グァンレ)監督を更迭すると公式に発表した。
 協会の皇甫官(ファンボ・グァン)技術委員長は8日、サッカー会館で記者会見を行い、「前日に趙広来監督と会い、辞任を勧告した。これまでの試合結果と代表チームの運営能力からみて、ワールドカップ(W杯)の予選突破が難しいと判断した」と明らかにした。
 昨年7月に韓国代表の司令塔に就任した趙監督は1年5か月間、Aマッチの21試合で12勝6引き分け3敗の成績を残し、退くこととなった。パス回しを重視するスペインサッカーを目指した趙監督は、組織力ある速い攻撃でファンから支持を得た。しかし、海外組への過度な依存、選手が理解に苦しむ難しい戦術を駆使するとの批判も挙がっていた。
 そんな中、8月に日本との強化試合で0-3で敗北し、11月のワールドカップ(W杯)ブラジル大会アジア3次予選で格下のレバノンに1-2で敗れるなど、多くの問題点を露呈させた。趙監督の更迭問題はレバノン戦の敗北後に本格的に協議され、今月5日の会長団会議で解任が決まったという。
 後任は12月中に決める方針で、J1清水のゴトビ監督や元韓国代表主将の洪明甫氏、今年のKリーグで優勝した全北の崔康熙(チェ・ガンヒ)監督らの名が挙がっている。

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