所属選手ソン・ジュンホ”拘束中”の中国「山東泰山」、韓国人監督チェ・ガンヒ氏を司令塔に決定

中国スーパーリーグの「山東泰山」が、新司令塔として韓国人監督チェ・ガンヒ氏（64）が就任すると公式発表した。

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　山東泰山は16日、クラブチームの公式ホームページを通して新監督にチェ氏を選任したと発表。契約期間や詳しい条件などは非公開とした。

　クラブ側は「チェ監督は韓国の代表チーム、チョンブク・ヒョンデ（全北現代）、大連プロフェッショナル・フットボール・クラブ、上海申花など、アジアの有名クラブで監督を歴任し、『アジアサッカー連盟（AFC）チャンピオンズリーグ（ACL）』や韓国Kリーグ1（1部）でもチームを優勝に導いた」と紹介。また「2016年には『アジア最高の監督賞』も受賞した」と強調した。

　山東泰山は、ハオ・ウェイ元監督が八百長の疑いで中国公安当局の捜査を受けている。現在ファビオ ヘッドコーチが監督代行を務めているが、第7節を終えた時点でチームの成績は、1勝2敗4分け（勝ち点7）、16チーム（1部リーグ）中9位だ。

　一方、中国外交部（外務省に相当）は、山東泰山所属の韓国人選手ソン・ジュンホが民間人に適用される「非国家工作人員受賂罪」の疑いで、中国公安当局に拘束されていると明らかにした。ソン・ジュンホは去る12日、上海（しゃんはい）空港から家族と共に出国しようとした際、公安当局によって逮捕された。現在も拘束中で、取り調べを受けている。