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そのせいか、宣伝文句とは異なり、14日に公開された映画『高校教師~恋の教育実習~』の中に、思春期の少女たちの性的ファンタジーを見つけるのは難しい。
性的興奮が男の占有物でないことは当たり前のこと。男子中学生に劣らず、女子高生たちも性的好奇心が旺盛である。それが、パート1のヒット後、パート2誕生のきっかけとなったのだろうが、映画の中の女子高生たちは、性的ファンタジーの主体ではなく、対象になっている。
夢精が男たちの単語であるように、この映画の主たるターゲットも、中高生、もしくは成人男性であるようだ。少女たちに対する愛情などこもっていないから、ファンタジーも彼女たちより、男たちのためのものとしか思えない。
ならばこの映画によって、男たちのファンタジーは満たされたのだろうか?エピソードは前作のコピーに止まっており、エロティックな画面も、刺激的な台詞もないまま、ストーリーがただ味気なく流れていく。誇張されたキャラクターやありふれた結末、誇張された性的ファンタジーといった短所がより目に付くのは、こうした理由のためだ。
セックスコメディーではあるが、むしろ笑いがこみ上げるのは、イ・ジフンが演じる教育実習生にまつわる“下ネタ”においてである。
『接続』『クワイエットファミリー』『JSA』のミョンガ(名家)フィルムと、『ブラザーフッド』で観客1,000万人時代の“神話”を実現したカン・ジェギュフィルムが提携して作ったMKピクチャーズ初の作品で、前編に続いてチョン・チョシン監督がメガホンを取った。
舞台は前作から3年後の1991年。主人公たちは高校2年生で、前作の男子中学生たちと同年代である。登場人物は、まだ初潮もきてない“ウブ”なソンウン(カン・ウンビ)と、男勝りなスヨン(チョン・ヘビン)と、ぶりっこのミスク(パク・スルギ)。3人は仲良しグループで、みんな好奇心旺盛な女子高生たちだ。
彼女たちの前に現れた性的ファンタジーの対象かつ運命の相手は、体育の教育実習生、ポング(イ・ジフン)。クラスメイトで性的にとてもませているセミ(シン・ジュア)は、“ポングさん”をめぐって争う女子高生たちの最強のライバルである。
歌手をしのぐ歌唱力に、端正な容貌、生徒たちをときめかせる脂ぎった(?)口調まで兼ね備えた、この“キンカー(イケメン)”教育実習生ポングには、一つだけ欠点があった。それはまさに、性的に興奮する度、尻から“ガス”を噴出するということ。予想以上に成熟した少女たちの前で、ポングは“ガス漏れ”を起こし、女子高生たちの露骨な攻撃は続く。
そんなある日、セミに押され気味と判断したソンウンは、結局、ポングの自宅に押しかける決心をするが…。
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