年初から国内大手行が過去最大の業績を上げる中、外資系行の国内支店は不振が続いている。
 金融業界筋が12日に明らかにしたところによると、HSBC、JPモルガン・チェース銀行、UBS銀行、ING銀行、カリヨン銀行など、韓国内の資産規模で上位5行の国内支店の第1四半期の純利益は総額で142億ウォンにとどまった。昨年同期は15億ウォンの赤字を計上しており、改善はしているが、大手国内行の支店1店舗当たりの純利益にも満たない水準だ。

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 銀行別ではHSBCが328億ウォンの純利益を上げ、昨年の247億ウォンから32.8%増加した。同行は国内営業強化に向け、国内支店の従業員を518人から998人に増やしているが、純利益を大幅に引き上げるには至らなかった。

 JPモルガン・チェース銀行は昨年第1四半期に30億ウォンの純利益を上げたが今年はゼロで、ING銀行は18億ウォンから5億ウォンに、カリヨン銀行は41億ウォンから16億ウォンにそれぞれ減少した。UBS銀行も351億ウォンの赤字から207億ウォンの赤字に赤字幅を縮めるにとどまった。

 業界関係者は「外資系行はリテール部門が相対的に弱く、事業分野も制限的なため業績が大幅に改善できずにいる」とし、この傾向が続いた場合には韓国から撤退する可能性もあると指摘している。

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