ユチョン の最新ニュースまとめ
歌手からの転向や役者を兼業するアイドルの代表格として、オム・ジョンファやイ・スンギ、Rain(ピ)らが挙げられるが、これだけ大勢の歌手がドラマに出演するのは初めてだ。
アイドル出身で特に活躍が目覚しいのが「JYJ」のユチョンだ。これまでも人気ドラマに出演していたが、5月末に最終回を迎えた「屋根裏部屋の皇太子」では主役を演じている。「JYJ」の海外公演などを並行するハードなスケジュールの中、高い演技力を披露して同ドラマの人気をけん引している。
女性アイドルでは「T-ARA」のウンジョンが貫禄を感じさせるほどの演技を見せた。歴史ドラマ「仁粋大妃」では主役(仁粋大妃)の少女時代を演じ、「ドリームハイ」「近肖古王」「王と私」など多様なドラマで場数を踏んできた演技力を存分に発揮した。
「AFTERSCHOOL」のユイの演技も好評だ。「烏鵲橋の兄弟たち」では性別や年代を問わず高い人気を得た。その演技力は「一皮むけた」と評される。
先月終了した「ラブレイン」に出演した少女時代のユナや、「ビッグ」ではつらつな女子高生役を演じた「Miss A」のスジの演技も印象深かった。
◇「JYJ」と「CNBLUE」は大忙し
「JYJ」では、ジェジュンが「Dr.JIN」で初めての時代劇に挑戦するなど、新境地を開拓している。ジュンスもキム・ソナ主演の「女の香り」にカメオ出演した。
「CNBLUE」のメンバーもドラマで活躍する。チョン・ヨンファはチャン・ドンゴンのドラマ復帰で話題を集めた「紳士の品格」でストーリーの緊張感を高める役を演じている。カン・ミニョクは高視聴率を誇る「棚ぼたのあなた」で主演の弟役をうまくこなしている。
ほかに男性グループでは「MBLAQ」や「東方神起」、「2PM」、「SUPER JUNIOR」などのメンバーがドラマに出演した。
◇事務所後押し、海外人気も高い
歌手としての知名度によってドラマに起用されたアイドルが本業の俳優にもひけを取らない演技力を発揮している。その裏には所属プロダクションによる演技トレーニングの効果もある。一般の歌手と比べ活動寿命が短いとされるアイドルが息の長い活躍をするためには、「マルチタレント」に育成する必要がある。「SHINHWA」のエリックやドンワン、元「H.O.T」のKANGTAらが好例だ。
一方、アイドル歌手らが出演したドラマは国内で低視聴率に終わっても、K-POP歌手としての知名度から高い評価を受けて海外に輸出されることもある。チャン・グンソクも出演した「ラブレイン」は韓国では5%前後の視聴率だったが、日本では最高レベルの評価を受け、KBSのコンテンツ輸出で今年の目玉になった。同ドラマは海外12カ国・地域に輸出された。
韓国内では演技の勉強を積んできた俳優たちの出演をアイドル歌手が奪っているとの批判もあるが、ある放送局関係者は「才能と努力を兼ね備えた『演技ドル』を起用しない訳にはいかない」と話す。
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