キム・テヒ の最新ニュースまとめ
本作は、大ヒット韓国史劇「トンイ」、そして「イ・サン」へと重なる李氏朝鮮時代に生きた“朝鮮3大悪女”チャン・ヒビン(=チャン・オクチョン)をヒロインに、李氏朝鮮第19代国王、肅宗(スクチョン)との切なくも純粋な愛を描いた大型ラブ史劇。
今回、出演俳優イ・サンヨプのオフィシャルインタビューが届いた。
-まずは日本の視聴者に「チャン・オクチョン」がどんな作品なのか見どころを教えてください。
今まで私たちが知っていたチャン・オクチョンとは違う、人間チャン・オクチョンの愛と人生、彼女を愛した男たちの悲しき物語です。これまでの時代劇よりも一番韓服(韓国伝統衣装)が美しかったし、さらに韓国の美を知らせることができた作品だったと思います。時代劇は今回で2度目の出演となりますが、伝統衣装を着ることはいろいろ大変ですね。このドラマはとても寒い時期に撮影スタートして、とても暑い時期に終わったんですが、最後のほうはあまりにも暑くて苦労しました。
-2011年以降ほぼ休みなしで活発な作品活動をされていますが、今回の「チャン・オクチョン」は作品のどんなところに魅力を感じて出演を決められましたか。
監督ご自身が、私が演じた東平君李杭(トンピョングン イ・ハン)というキャラクターに強い自信を持っていて、私に確信を与えてくれたと思います。でも、今までもたくさんの先輩方が演じてこられた人物だったので、実はとても心配していたんです。でも、私がキャラクターを作れる部分も多いと思い、すでに作られているキャラクターをそのまま演じるのではなく、私なりの工夫をして作り上げて監督と相談できる部分が多かったのが惹かれました。何よりも大きかったのは、やはり監督の確信!そして監督が東平君李杭をブレークさせてくれると言ってくださいました(笑)。最初から私のことを念頭にいれてオファーしてくれたので、とても光栄でした。
-実在の人物をテーマにした作品で、イ・サンヨプさんが演じられた東平君(イ・ハン)も実在した人物でした。役作りはどのようにされましたか?イ・ハン役を演じるにあたり、何か参考にされた作品はありますか。
他の作品を参考にすると、どうしても似てきてしまう部分もあるので、他の作品はあえて参考にしないようにしました。まずは歴史的な考証を参考にして、その後は徹底に監督と作家、そして私、この3人で作り上げたキャラクターです。でも、歴史を逆らうことはできないので、チャン・オクチョンが王イ・スンと結ばれ、彼女に恋していたイ・ハンはひどく挫折します。その挫折して傷ついた心をより印象的に表現するため、ドラマ序盤でむしろ相当明るい雰囲気で演じました。監督や作家が考えたものよりももっと明るく、オーバーして演じましたね。そんなに明るいキャラクターがドラマ中盤からはどん底まで落ち込むので、そのほうが見る側により響くと思いました。
-主人公チャン・オクチョンに叶わぬ想いを寄せる人物を演じられました。東平君(イ・ハン)という人物は、実際のイ・サンヨプさんの性格と似ていますか。同じ男性として、特に共感できる部分などがあれば、教えてください。
イ・ハンはチャン・オクチョンに結局自分の気持ちがばれてしまうんですが、もし彼女にイ・スンより先にアプローチしていたら彼女はイ・スンの方には行かなかったかもしれません。でも、彼は最後の最後まで自分を抑えて彼女を見守るだけでした。私は、たぶんあんな態度は取れないと思います。ただそばで見守るなんて、無理ですね。自分のものにしないと!(笑)そんな点は、イ・ハンと私が違うところです。でも、明るい性格で周りの雰囲気を明るくしようとする部分は似ていると思います。このドラマを撮影しながら、さらにそんな性格になった気がします。ただ、彼の場合は自分の傷を隠すためにわざと明るく振舞うんですが、私は特に傷を隠すために明るいわけではないです(笑)。もちろん、イ・ハンという人物に十分共感しました。彼が置かれた状況や、チャン・オクチョンに対する思いなど。あまりにも共感しすぎて、ドラマ序盤でチャン・オクチョンがイ・ハンの気持ちにあまりにも気づいてくれない台詞に涙が出たこともありました(笑)。
-ユ・アインさんやキム・テヒさんなど、トップクラスの俳優方が主役を演じられました。共演されてみて、いかがでしたか。
キム・テヒさんは、とてもポジティブなエネルギーを持っている方です。とてもまっすぐな方で、誰よりもテヒさんが一番大変なはずなのに私やアインさんなど共演者の方々のことをいつも気にかけてくれました。いつも笑顔で、周りのスタッフも皆良い雰囲気で仕事ができたと思います。私たちの世代ではテヒさんが一番年上だったので、より強く責任感を感じていたのかもしれません。「私が皆の面倒をみなくちゃ」「私がめげてはだめ」と、テヒさんがより努力されたと思います。ユ・アインさんの場合、彼の愛嬌を受けた男性は世の中にどれほどいるんでしょうか。体調が悪いと、その様子を写真に撮って私に送ってくるんです。メールに「僕、今体調悪い」と書かれていて、それに対して私はどのように反応すればよいかと思ったことも(笑)。彼はもともととても愉快な人で、いつも冗談もお互い交わしたり現場でもいたずらをしたり、今も連絡しあうとても可愛い弟です。テヒさんは姉さんとしての役割をしてくれて、アインさんは弟としての愛嬌もたくさん見せてくれました。おふたりにはいろいろと助けてもらいました。
-東平君(イ・ハン)に感情移入し、彼の気持ちに気付かないチャン・オクチョンのせいで、キム・テヒさんと話しているだけで涙が出てくることもあったと聞きました。作品が終わった後、キャラクターから抜け出すのは速い方なのでしょうか。キャラクターから抜け出すための、イ・サンヨプさんだけの秘訣があれば教えてください。
もともと私はすぐ演じたキャラクターからすぐに抜け出せると思っていました。でも、今回のドラマはなぜか、終わってから約1か月間はぼやっとしていましたね。そんな時は出演したドラマを第1話から改めて見て、自然に視聴者の立場に戻ろうとしています。自分の演技を見ながら残念に思う部分も出てきますが、その行動を通じて冷静に演じたキャラクターを見直す機会にもなります。もちろん、自分が出演した作品をモニタリングすることは大変な作業ではありますが、そのタイミングを逃すとできなくなりますからね。
-俳優という職業において一番大事なことはなんだと思いますか。
未だにそうですが、しばらくオフになることに対して、今まで築いてきた自分の演技におけるモチベーションや気分が急に下がって最初からやり直さないとだめなんじゃないかという不安感があって、出演のオファーが入ってくると休まずに臨む方です。それがある瞬間から、あまりにも自分が機械的になっているのではないかと思い始めました。演技において、与えられた状況に合わせて機械的に演じているのではないかと。それで少し時間を設けていろいろ考えたり、新しい経験もしたくなりましたね。今までは休まずに働くことが自分のモチベーションを維持する方法でしたが、今後は少しテンポの調整をしようと思います。
-最後に日本のファンにメッセージをお願いいたします。
私に関心を持っていただいて、本当にありがとうございます。本当に本当に感謝しているし、このドラマの出演したキャストは皆同じ気持ちだと思います。日本の皆さまがこのドラマに関心を寄せてくださったことに対して本当に感謝しています。実際、撮影しながら日本のファンの皆さまがいろいろと力になってくださいました。
今回のドラマは皆力を合わせて一生懸命撮影しましたし、監督が最初から思った通りのキャラクターの内面を誠実に表現したかったです。キャラクターの内面の変化をチェックしながらご覧になると面白いと思います。
そして、私が演じたイ・ハンの見どころは、とても明るくてスマートだった良い人が自分が好きだったふたりが結ばれ、挫折しながらも彼らから離れられない苦しさ、そして最後には自分の手で愛する人に毒薬を盛るしかなかった彼の愛に共感しながらご覧になってください。
それに、欠点のない完璧なユ・アインさんの演技と美しい美貌の持ち主キム・テヒさん、ソン・ドンイルさんの狂気に満ちた演技など、たくさんの見どころがあるドラマだと思います。ご期待くださいね。
「チャン・オクチョン」
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「チャン・オクチョン」公式サイト:http://www.cinemart.co.jp/tyan-okuchon/
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