木村拓哉主演の映画「レジェンド&バタフライ」が好調なスタートを切った。木村本人も映画のヒットのため、宣伝としてテレビ番組に数多く出演しているが、この映画の大ヒットでジャニーズとしては何とか日本アカデミー賞を狙わせたいとの思惑も見え隠れする。
公開して9日間で興行収入10億円を突破と、上々のすべり出しとなった。このスタートには昨年、木村が参加した「ぎふ信長まつり」や、公開直前に様々なテレビ番組に出演をして、映画のPRに努めたことも大きい。
ある制作会社関係者は「これまでも映画の宣伝のために番組に出演するということは多かったですが、今回の『レジェバタ』は比じゃない。事務所も可能な限りの番組に入れ込んでいるし、キムタクも必死になって盛り上げようとしています。テレビ局側としては視聴率も見込めるし、願ったりかなったりです」という。
そこまで映画をヒットさせたい背景には日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を獲らせてあげたいとの思惑もあるのではという。
ある映画関係者は「キムタクは2006年の主演映画『武士の一分』の時、事務所は賞レースには参加しないという意向を伝え辞退していますが、その後、岡田准一、二宮和也がアカデミーの最優秀主演男優賞に輝いたことでも知られるように、方向転換はしてきている。木村の場合は、辞退したという過去もあるので、事務所としては、何とか興行面でも大きな話題を取って、冠を撮らせてあげたいし、確実なものにしたいという思惑があるようです」。
アカデミー賞の選考に興行成績は関係ないが、大ヒットとなれば見過ごすわけにいかないだろう。この超大作で戴冠することができるか。
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