TBSでは2023年春に『ひとりぼっち ―人と人をつなぐ愛の物語―』を放送する。プロデューサーを務めるのは、人気シリーズ『渡る世間は鬼ばかり』をはじめとする数々の名作ドラマを世に送り出してきた石井ふく子。2018年のドラマ特別企画『あにいもうと』、2020年に放送した新春ドラマ特別企画『あしたの家族』と、今もなお精力的に作品を生み出してきている石井が贈る今作は、最も親交の深い脚本家であった故・橋田壽賀子に捧げる愛の物語である。
主人公・杉信也(すぎ・しんや)を演じる相葉雅紀、ヒロイン役の上戸彩、物語の舞台となるおにぎり専門店「たちばな」の店主役の坂本冬美、従業員役の一路真輝に続き、このたび、物語を大きく動かすキーパーソンとして仲野太賀と船越英一郎の出演が決定した。
数々のドラマや映画に出演し、見る人の心に強い印象を残す仲野は、「たちばな」の常連客で声優を目指す青年・松本逸平(まつもと・いっぺい)を演じる。
松本はアルバイトをしながら声優養成所に通っている声優の卵だが、オーディションに落ち続ける日々を過ごしている。明るく人懐っこい性格で「たちばな」では常連客たちと和気あいあいと過ごしていたが、ある日突然、事件を引き起こす。そこに偶然信也が鉢合わせてしまい・・・!? この事件を機に、松本の人生に大きな転機が訪れる。新たな試練にどう向き合い、この先の自分の生き方をどう見つけていくのか? そして信也の人生にも大きな影響を及ぼすことになる。
石井作品2度目の出演となり、「第30回 橋田賞」も受賞した仲野。今作でも魂のこもった熱い演技を見せる。
また、昨年10月期の金曜ドラマ『クロサギ』でヒロインの父親役を好演したことも記憶に新しい船越英一郎は謎の男・矢島宏明(やじま・ひろあき)を演じる。
矢島は「たちばな」の近くに現れるも、遠くから店の様子を眺めては立ち去る謎めいた男。「たちばな」の店主・香のことを執拗に見つめる怪しげな姿に、信也は不安を感じる・・・。はたして香と矢島にはどんな関係が? 過去に何かあったのか・・・?
船越は石井作品には欠かすことのできない俳優であり、今回も物語を動かすキーマンを見事に演じている。
船越演じる怪しい雰囲気を漂わせる矢島が、どのようなかたちで物語に関わってくるのかご注目いただきたい。
人と人との繋がりが希薄になっている現代で「あなたは“ひとりぼっち”ではない」と、一生懸命に日々を生きる人々にエールを贈る、観たらあったかいご飯と味噌汁が愛おしくなる、“おにぎり”が結ぶ愛と奇跡の物語『ひとりぼっち ―人と人をつなぐ愛の物語―』は今春放送。引き続き続報をお楽しみに!
■コメント
<仲野太賀>
――本作に参加した感想
以前参加させてもらった時がとても楽しかったので、今回オファーいただけてすごくうれしかったです。ほんの数日の撮影でしたが、どこまでも優しいスタッフさん、共演者の方々、そして美味しいおにぎりに心が癒されました。たくさんのスタッフが集まって作品を作ることのありがたみを改めて教えていただけました。
――メッセージ
近所にこんなお店があればいいな、こんな優しさが近くにあればいいなと感じていただけるような作品になっていると思います。疲れた心を癒してくれる、温かい作品ですので是非お楽しみに。
<船越英一郎>
――本作への意気込み
石井先生は母親より先に私を抱き上げてくれた人。そして芸能界に生み落とし、育ててくれた正にもう一人の母親です。また、橋田先生には『渡る世間は鬼ばかり』でお世話になって以来、私の2時間ドラマを御覧いただき、お会いするたびに励ましのお言葉を掛けてくださり、何と橋田賞まで頂戴しました。
今回はお二人への「細やかなご恩返し」ができればという思いを抱きながら臨ませていただきました。
――メッセージ
石井先生と橋田先生が長い長い年月の中で織り上げた数々の珠玉のドラマ。その集大成と言える作品だと思います。人の心の機微を限りなく優しい眼差しで見つめ、人情、絆の素晴らしさ大切さを温かい口調で語りかけてくれる本作。このドラマが厳しい時代に生きる私たちの、心に溜まってしまった澱(おり)を洗い流してくれると信じています。是非大切な人やご家族と一緒にご覧になっていただければ幸いです。
◆『ひとりぼっち ―人と人をつなぐ愛の物語―』
今春放送
(C)TBS
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