韓国ソウルのソヒョン駅で起きた無差別凶器事件の直後、蚕室(チャムシル)駅とハンティ駅で類似の犯行を犯すという脅迫文が相次いで掲載され、市民の恐怖感が高まっています。

 4日、警察などによると、前日午後7時頃オンラインコミュニティDCインサイドに「明日の朝、蚕室駅で20人殺す」というタイトルの文が掲載されました。

 この掲示文は現在削除されていますが、あるネットユーザーはこれをキャプチャーし「チャムシル駅で殺人をするという予告文を発見したため情報提供します」として112に携帯メールで通報しました。

 その後、午後11時頃にはある利用者がDCインサイドに「明日の夜10時にハンティ駅に凶器を持っていく予定です」と書きました。

 先立ってこの日午後6時42分、京畿南部警察庁112総合状況室に「8月4日金曜日午後6時から午後10時の間にオリ駅付近で無差別殺人をする」という予告文もアップされています。

 SNSを通じて広がったこの書き込みは、「これ以上生きていたくない。できるだけ多くの人を殺して警察も殺す。できるだけ多く殺す」という内容です。

 ソウル警察庁サイバー犯罪捜査隊は、これら予告文の通報を受け、作成者の追跡に乗り出し、掲示物は現在すべて削除されました。

 警察は近くの地区隊員などをチャムシル駅とハンティ駅一帯に投入し、犯罪の予兆があるかどうか調査していいます。

 先月21日、シルリム駅凶器事件以後、ソウル市内を犯行場所とした殺人予告は少なくとも12件確認されました。