教師は、情緒・行動障害により特殊学級で授業を受けていたこの児童の暴力行為を親に伝え続けていましたが、親は子どもをしつけることなく、結局教師が暴行を受けるに至ったという理由からです。
4日、韓国の法曹界によると、小学校教師A氏は今月1日、ソウル南部地裁に自身を暴行した6年生Bの親を相手どり、精神的被害補償などを求める損害賠償訴訟を起こしました。
A氏の法律代理人である弁護士は「単に1度の暴行により訴訟を起こしたのではない」とし「3月にも2度の暴行があったが親からは謝罪もなく、その後も暴言などが続いたが、結局6月には暴行にまで至った」と主張しました。続けて、「生徒が暴力を加える度に親に知らせたが、親には子どもの行動を改善させようとする意志はなく、何もしつけることのないまま放置しているだけであった」とし「『親が、生徒に対する監督者としての責任を果たすことができていない』と判断し、訴訟を起こした」と語りました。
生徒Bは6月30日、教室で担任教師A氏に暴言を浴びせ、顔と体を拳でなぐり、足で蹴ったことで、A氏は全治3週間のけがを負った。生徒Bは情緒・行動障害のある生徒で、特殊学級の授業を受けていたことが伝えられています。