幻のマッコリ、食べるマッコリ、と言われる…

梨花酒(イファジュ)。

マッコリや韓国伝統酒好きの方は、ご存知の方も多いと思います。

とても綺麗な名前ですよね。
梨の花が咲く頃に作るから梨花酒と言うのだそうです。

高麗時代に王様が飲んでいたお酒を麹醇堂(クッスンダン)が完全復活させたものがこの梨花酒です。

マッコリの取材でクッスンダンに伺った時、ダンディなサジャンニムが、特別に試飲させて下さいました。

本当はもう少し白いそうですが大切に熟成させていたそうで(笑)。
発酵がすすみちょっぴりクリーム色になっていましたが問題ナシ。

この梨花酒はお米をお餅にしてから醸造するそうなので、一般のマッコリとは少し異なりますね。

そしてマッコリは原液にお水を加えてアルコール濃度を調整しますが、梨花酒は原液そのままなんだそうです。

見た目ヨーグルトのようですよね?

実際に頂いた食感もヨーグルトぽく、ぽってりと濃厚でした。

でもマッコリの原液ですから、しっかりアルコール。

ちょっぴりづつ、ゆっくりと舐め舐めしながら楽しみたい韓国伝統酒って感じでした。

韓国でもなかなか出会えないので日本で出会えるなんてとっても貴重すぎる体験でした 。
カムサハムニダ。

他メーカーからは、一般のマッコリのような液体の梨花酒も出ているみたいなのでお正月のソウルでちょっと探してみたいです。

ちなみに正確には梨花酒は濁酒のカテゴリーになるそうなので、マッコリではないんだそう。
マッコリも奥深いですね。