みなさん歯医者にはどのぐらいの頻度で行かれていますか?

他の体の部位に比べると歯や歯茎に関しては死ぬわけではないし痛くなったらでいいやとおざなりになっていませんか。

まだ若いし虫歯じゃなければ放っておいても大丈夫と過信してしまうものです。

しかし、歯と健康の関係はとても深いのです!


まずみなさんよく耳にする歯周病についてご説明します。

大人が歯を失う原因は、歯の欠け・割れが約2割、虫歯が約3割、そして歯周病が約4割と、歯周病が最も大きな要因となっています。

歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯茎や歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。

なんと20歳以上の約8割がかかっていると言われています。

原因として、歯と歯茎の間にある歯肉溝がしっかりと磨けていないことで細菌が歯肉溝に多く停滞してしまい、その細菌に感染することが挙げられます。


ここで歯周病が健康に及ぼす影響を5つ見ていきましょう。

1.心臓疾患・脳血管疾患

2.メタボリックシンドローム

3.糖尿病

4.低体重児早産

5.関節炎・腎炎

そんな怖い病気と関係があるの?と驚きますよね。

脳梗塞は、歯周病の方はかかってない人に比べて3倍かかりやすいと言われています。
糖尿病患者の多くは歯周病という報告もあります。
低体重児出産や早産の危険率も通常の7倍あるのだそうです。

そこで予防策としてはこの2つが重要です。


・正しく歯磨きをする

歯ブラシが歯と歯茎の間に届くように細かく動かして歯垢を落とします。
歯ブラシはヘッドが小さめなもの、ある程度の固さがあるものがいいでしょう。また、使っているうちに毛の弾力が劣ってくるので1ヶ月に1度は交換しましょう。





・3ヶ月に1回の歯の定期健診

早期発見、早期治療が何より大切です。
自分では気づきにくい異常が歯や歯茎に起こっていると、自覚症状を感じた時点では既に症状が進行している例も少なくないそうです。
予防のためにも歯石除去や歯のクリーニングを定期的に行い清潔に保ちましょう。


このように歯周病が全身疾患と大いに関係しているということが分かりましたね。
歯の健康は全身の健康と切っても切り離せません。

何年も歯医者に行ってない方はこれを機会に行ってみてください。

定期健診を受けることで、歯のトラブルを未然に防ぎ、いつまでも健康でい続けましょう。

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