失恋をして凹んでいる時、回復するためには何もしないことも重要です。仕事に打ち込んで失恋を忘れるという方法もありますが、傷と向き合わずにいるといつかそのタイミングは回ってくるので早めに対処した方が良いでしょう。失恋の傷がうずいているなら、まずは「やるべきこと」をなくしてみましょう。

仕事は仕方ないかもしれませんが、家事など、自分が力を抜けるところはとことん抜いて、やるべきことから全力で逃げてみましょう。失恋は心の風邪のようなものなので、少し休憩する時間が必要です。その時にやるべきことがあれば参ってしまう可能性があります。




自分の分の料理はしなくたってレトルトで大丈夫です。カップ麺なら洗い物も出ませんから、お皿洗いもしばらく放っておきましょう。洗濯物は元気な時に一気に干せば良いので、洗濯機を回す頻度を減らしましょう。掃除はしなくても死にはしません。友達との約束があってもキャンセルしてOKです。事情を話したくなったらまた誘いましょう。それまでは自分にとってのお休み期間です。

失恋ごときで…と思う人もいるかもしれませんが、人によってそれは大きな傷となります。心の傷は見た目ではわからないので、自分でもどれくらい大丈夫でどれくらいダメなのかわかりにくいものです。ただ、やる気がないようであれば無理をしてやるべきことをする必要はありません。




人間には、ホメオスタシスといって身体を正常な状態へと戻す力があります。それが働いてくるまではじっとこもっていても大丈夫です。よく、人と会うべきだなど言われますがそれはそのような気分になってからでも構いません。確かに外で誰かと会えれば気分は変わりますが、そこまでの準備が億劫ならしばらくは最低限のことをするだけにとどめましょう。それに対して罪悪感を抱く必要はありません。

少しずつ日常を取り戻して行けばいつもの自分に戻れるので、失恋して心が疲弊したら「やるべきこと」をなくしてみてくださいね。

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