韓国映画「悪いやつら」のキャスト、公開日、あらすじ
エンディング曲を担当したのは「チャン・ギハと顔たち」。70~80年代の韓国ロック、フォークのエッセンスを受け継いだ独特の哀愁がある音楽性と、ユニークな歌詞、ライヴ・パフォーマンスで爆発的な人気を呼び、インディーズながら、2008年にリリースしたデビュー・アルバムが異例の大ヒットを記録した実力派バンド。日本でも、ZAZEN BOYS、トクマルシューゴ、ヒカシュー、怒髪天、キセル等と共演、「BOROFESTA2011」、「サマーソニック2012」といった人気の音楽フェスタに出演するなど、K-POP音楽が人気の日本音楽界でも、知る人ぞ知るバンドとして知られている。
そんな彼らが、「以前からチェ・ミンシク、ハ・ジョンウ、ユン・ジョンビン監督のファンで、本編を観た瞬間惚れてしまった」という理由で映画の主題歌をはじめて担当。歌ったのは、70年代韓国を代表するロックバンド「ハム・ジュンアとヤンキーズ」の最大のヒット曲「風の噂に聞いた」。「自分たちのバンドの色にあまりもマッチする曲で、聴いた瞬間に歌いたいと思った」と自身でも語っただけのことはあり、「チャン・ギハと顔たち」らしい、懐かしい香りがしつつも現代の曲として仕上げられた、一度聞いたら思わず口ずさんでしまうメロディを奏で、映画を音楽面でも大いに盛り上げている。
この曲は、シングルカットされず、彼らのアルバムにも収録されていない。オリジナルサウンドトラックのみに収録、という形にも関わらず、映画の大ヒットにより大きな話題に。アンダーグラウンドで知る人ぞ知る実力派バンドから、地上派のテレビ番組にも多数出演する、「チャン・ギハと顔たち」を知らない人はいない、というほどの全国区の存在に上り詰めた。
なお、映画に惚れ込んだ彼らは、ミュージックビデオでも映画とタイアップ。チェ・ミンシク、ハ・ジョンウら演じる「悪いやつら」が闊歩する80年代プサンを描いた映像に、演奏シーンとチャン・ギハの軽快な歌を重ねたミュージックビデオは、まるで、「悪いやつら」が生きやすかった一時代を代弁するかのような仕上がりになっており、映画の世界観と見事なコラボレーションを果たしている。この映像は公式youtubeでも公開され、80万回を超えるクリック数を記録している。
「悪いやつら」は8月31日(土)からシネマート新宿、9月14日(土)からシネマート心斎橋にて公開。以降、全国順次公開される。
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