北朝鮮の金正恩第一書記が、2010年に韓国・延坪(ヨンピョン)島砲撃を敢行した西南前線の人民軍第4軍団の島打撃及び占領訓練を視察したと、21日に朝鮮中央通信が報じた。(提供:news1)
北朝鮮の金正恩第一書記が、2010年に韓国・延坪(ヨンピョン)島砲撃を敢行した西南前線の人民軍第4軍団の島打撃及び占領訓練を視察したと、21日に朝鮮中央通信が報じた。(提供:news1)
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第一書記が、2010年に韓国・延坪(ヨンピョン)島砲撃を敢行した西南前線の人民軍第4軍団の島打撃及び占領訓練を視察したと、21日に朝鮮中央通信が報じた。

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 朝鮮中央通信は、今回の訓練は金第一書記が発起して組織指導したと伝え、金第一書記自身が訓練を計画して命令したことを明らかにした。

 また今回の訓練が「戦いが始まれば、敵が潜んでいる島は強力な火力打撃によって焦土と化し、疾風怒濤の勢いで占領するために立てた作戦戦闘計画の現実性を確定する目的を定めた」と伝えた。

 この日の訓練では、韓国側のレーダーや誘導ミサイル発射基地、海上艦艇などを狙った集中攻撃訓練が行われた。

 金第一書記は訓練を見守りながら「本当に素晴らしい。集中性がとてもよい。あのように撃ちまくれば、敵が潜んでいる島がなくなるだろう」と軍を労ったという。

 朝鮮人民軍第4軍団は、2010年に韓国・延坪島砲撃を主導した部隊であることを考えれば、金第一書記の今回の「島占領」訓練は、韓国側に対して挑発性を色濃く出している。

 3月初めに米韓合同軍事訓練を控えている点で、これに対する大きな不満と危険の表示であると考えられる。

 それを反映するかのように朝鮮中央通信は金第一書記が「敵が飛びかかってくれば、狂ったように奴らをメッタメタにし『反米対決戦』を総決算しなければならないと強調した」と伝えた。

 この日の金第一書記の訓練視察には、ファン・ビョンソ(黄炳瑞)軍総政治局長、ヒョン・ヨンチョル(玄永哲)人民武力部長らが随行し、第4軍団長であるリ・ソングク中将や軍団政治委員のリ・ヨンチョル少将が出迎えたという。


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