北朝鮮が大規模な閲兵式の訓練を行なった動向が捉えられた(画像提供:wowkorea)
北朝鮮が大規模な閲兵式の訓練を行なった動向が捉えられた(画像提供:wowkorea)
北朝鮮が、最大8000人を動員したものと推定される大規模な閲兵式の訓練を行なった動向が捉えられた。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

米国ラジオ放送局“自由アジア放送(RFA)”によると、米国の商業衛星“プラネット・ラボ(Planet Labs)”が今月15日に撮影した北朝鮮ピョンヤン(平壌)閲兵式訓練場の写真には、多数の兵力と車両が捉えられていた。

RFAは「6月の閲兵式訓練動向を分析してみると、5月末から見られなかった車両や兵力が6月10日から再び訓練場に集まり始め、その翌日である11日から本格的な行進の練習が始まった」と報道した。

この写真を分析した朝鮮半島安保戦略研究院のチョン・ソンハク研究委員は「閲兵式の訓練場に駐車された車両やトラックなどは約700~800台、兵力の規模は少なくとも4000人から8000人だろう」と推定した。

チョン研究委員は「最近見られなかった閲兵式の訓練の様子だと判断される」とし「北朝鮮は7月27日の戦勝節70周年と9月9日の政権樹立75周年を控える中、閲兵式の訓練が盛んに行なわれているものとみられる」とRFAに伝えた。

一方「北朝鮮は、先月31日に発射した軍事偵察衛星が失敗したことに加え、経済分野においても立てられた目標を達成できなかったという内部の状況を踏まえると、今回の閲兵式は内部の結束を図るための手段となるだろう」という分析が出ている。

韓国政府のシンクタンク“統一研究院”のチョ・ハンボム上級研究員は「むしろ衛星発射に失敗したため、国防力の強化において存在感を示す必要性があるとみることができる」とし「キム・ジョンウン(金正恩)総書記が最も自信を持っている国防力部門で存在感を示すため、戦勝節の閲兵式を開催する可能性は高く、より大規模に行なわれる可能性もある」と分析した。

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