韓国皇室の末裔イ・ホンの名が最近、インターネットの検索ランキングで上位に浮上している。カン・ウソク監督の新作映画『韓半島(原題)』の封切りを前に、国民の間で皇室への関心が高まっているためだ。イさんは高宗皇帝と明成皇后のひ孫に当たる。父のイ・ソクさんは歌手として活動した。
イ・ホンは、子どもの頃から母親に言われいろいろな習い事をしたという。「演技者という職業は色々な面を見せることができるし、カメラの前に立つと幸せになれるので、女優を夢見ていました」と話した。4~5年前にいくつかのCMに出演したり、ミュージックビデオ2本に出演したが、本格的な活動は行っていない。演技のトレーニングを受け、ドラマや映画への出演に意欲を燃やしている。
現代に皇室が残っていたら、という設定で人気を博したドラマ『宮(クン)』を楽しく見ていたというイ・ホンは、「皇室がなくなっていなかったら、私もあのように生活していたのかなと思いながら見ました。登場人物になぜだか共感していました」と笑顔で語る。
しかし、子どもの頃から皇室の子孫ということを自覚していたわけではない。17歳まで両親は米国にいたため、祖父の下で育った。皇室の子孫ということを肌で感じることはなく、平凡な一市民だったと話すイ・ホンだが、成長するにつれ少しずつ皇室について自覚し、責任感や義務感を感じるようになったという。
イ・ホンはまた、ボランティア活動を通じ恵まれない人たちの力になりたいという夢も抱いている。教会で運営する青少年キャンプの理事も務めており、来月にはアフリカのタンザニアやウガンダでボランティア活動を行う。
現在は映画出演の準備を進めているイ・ホン。女優としての活動を通じ、失われた祖先の名誉を回復することが出来たら何よりだと笑った。
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