片思いにはまってしまった天才、彼が考えた完ぺきなアリバイ。映画は愛と推理という2つの異なった主題を軸に展開していく。
東野圭吾の有名推理小説を原作にした作品だが、映画では複雑な事件構造よりも男の恋心に比重を置いている。
俳優兼監督のパン・ウンジンの感性的な演出が目を引くが、ミステリーファンにとっては少々物足りない作品かもしれない。
また、シングルマザーとして生きていく女性の姿がありのままに込められた作品も上映される。映画のテンポは明るく、軽快。韓国社会で生きる女性であれば誰しもが共感できるだろう。