チャ・スンウォン の最新ニュースまとめ
舞台「ぼくに炎の戦車を-Bring me my chariot of fire-」は、2008年「焼肉ドラゴン」にて国内の演劇各賞を総なめにし、在日韓国人のすべてを描ききった鄭義信(チョン・ウィシン)待望の新作。現代の日本演劇界、そして祖国韓国での映画・演劇界で高い評価を得ている彼が、本作で歴史の渦に飲み込まれた人々の運命と国境や身分を越えて築かれた友情と愛情を表現する。
常に普遍的なテーマを貫き、観る者を圧倒的なドラマの世界へ引き込む鄭自身の創作意欲を以前から掻き立てていたのが約100年前の韓国。なかでも、日本人から迫害され韓国人からも“かわらこじき者”として蔑視された野外大衆芸能を生業とする男寺党(ナムサダン)と、当時はガラクタと評された白磁の世界。今でこそ、韓国の伝統文化を象徴する芸術として高く評価され国から手厚く保護されているが、当時乱世においてはその存続さえも危ぶまれたのが実情だ。
本作は、大正時代に京城(現ソウル)に朝鮮民族美術館(現韓国民俗博物館)を設立するなど韓国伝統文化を深く愛し、命をかけて守ろうとした実在の人物“柳 宗悦(やなぎ むねよし)”と、柳を取り巻く日本と韓国の市政の人々に着目し、民族や政治や戦争を超えた人間ドラマとして描く。
韓国の文化や民芸白磁を心から愛し、両国の関係に心を痛め意義を唱える青年教師、柳原直輝を演じるのは草なぎ剛。共演は、日本が誇る演技派・香川照之、透明感のある演技で観る者を魅了する広末涼子、さらに高田翔(ジャニーズJr.)、成河、馬渕英俚可、青木崇高、安寿ミラと豪華俳優陣が結集した。そして韓国からは、韓国を代表する俳優チャ・スンウォン、ベテラン俳優キム・ウンスと幅広いジャンルで活躍する演技派が顔を揃える。さらに、男寺党のパフォーマンスを舞台上で実際に上演するべく、5人のミュージシャンによる韓国音楽(サムルノリ)の生演奏に加え、パントマイム・綱渡りの名手、清水恒男も出演する。
チケットは、各プレイガイドにて発売中だ。なお、来年2013年1月末には、ソウル・国立劇場にて韓国上演も行われる。
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