チャン・ヒョク
チャン・ヒョク
「アクションが好きだからと言って、アクション俳優になりたいという願望は少しもありません。アクションは”俳優”としてメリットのあるジャンルだと思うのです」

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 韓国俳優チャン・ヒョクは、アクションに長けている。「チュノー推奴ー」で彼はマッチョの魅力を体全体で発散し、多くの女性の視線をくぎ付けにした。

 来る13日に初放送されるKBS2「アイリス2」でも彼の真価が遺憾なく発揮されている。2009年に大成功を収めたドラマ「アイリス」の続編である「アイリス2」で彼は、NSS(国家安全局)要員チョン・ユゴンに扮し、ハンガリーや日本など世界各国を飛び回る。

 しかし、チャン・ヒョク自身は「華麗なテクニックの表現が重要なのではなく、このシーンの感情がどれくらい説得力があるように作られるのか、ということがもっぱらの関心ごと」とし、アクションにだけ傍点が撮られることには首を振った。

 「皆さんはご存じないかもしれませんが、私が本当に得意なのはコメディとメロ作品です。アクションが目立っているようですが、アクションは得意ではありません(笑)」

 チャン・ヒョクはむしろ、今回の作品を通して肩の力を抜こうとした。演技の先輩であるハン・ソッキュと演技対決を繰り広げるときも”何一つ驚かない方法”を学ぼうとした前作「根の深い木」とは正反対だ。

 「お見せする華麗なアクションより、重く冷たい男性という印象を見せたかったです。それで、自分なりに力を抜いて自然にいこうと思いました」

 劇中、タッグを組んだのはチ・スヨン役のイ・ダヘ。ドラマでは3回目の共演となった。

 「人が人を理解していく中で時間が流れ、次に会うときには最初とは違った豊かな深い感情があると思っています。これは、個人的に妻を見る心情でもあります。俳優が俳優(女優)と出会い、作品を繰り返すときは作品の中での役柄だけでなく、コミュニケーションと撮影現場での経験を通して、深い友情とさまざまな”ケミ”(科学反応)が生まれると思うのです。これがどのように作品に作用するかわかりませんが、良い要素になると信じています」

 ドラマは、チョ・インソン&ソン・ヘギョンが主演を務めるSBS「その冬、風が吹く」との全面対決を避けられない状況だ。

 彼は競争作品について「相手の放送がどのような結果になるのか、考える時間がありません」とし、「その作品の雰囲気、ストーリー、ジャンルは推測できますが、詳細がどのようなものなのかは把握していません。私たちの作品がより強く進んでいくことが現実的ですから」と正直に語った。

 競争作品を意識するよりは、自分なりに突き進んでいくことが効果的だということなのだ。

 「私の鞄の中には、1部の台本だけでも20冊入っています。2か月の間に台本が何度も変わったからです。このドラマは、そのように戦略的にち密さを持つ余地が多いのです。1~3部の撮影を終えた後に、再度撮影をし直したこともありました。また、新しいシーンが増えたこともあります。ずっとこのようなち密さと完成度をもって制作することが、戦略的に多くの足しにあると考えています」

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