ソ・イニョン
ソ・イニョン
「これまで、ソ・イニョンのイメージといえば皆さんが”高いヒール”に”重たそうなジャケット”、そして”きつい性格”を思い浮かべていたでしょう。しかし、私にもたくさんの違った顔があります。バラードを歌うソ・イニョン、愛した人と別れを迎えたときのソ・イニョンをお見せしたいです」

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 女性歌手ソ・イニョンが、バラード「別れよう」を引っ提げて、ファンのもとに帰ってきた。

 「シンデレラ」、「あなたが欲しい」など、飛び跳ねるようなダンス曲に個性的なファッションスタイルで歌謡界を代表するダンスディーバ、そしてファッショニスタとして君臨してきた彼女が、力を抜いたバラード曲で勝負に出る。衣装やメイクもこれまでに比べてかなり”軽く”なった。

 14日、竜山区(ヨンサング)梨泰院洞(イテウォンドン)で開かれたニューミニアルバム「Forever Young」ショーケースでソ・イニョンは「『恋人がいます』のような記憶に残る曲になればうれしい」とし「アルバムが良く、そして歌がうまい歌手として私をお見せしたい」と今回の活動目標を明かした。

 今回のアルバムは、ソ・イニョンが昨年、一人企画会社「ソ・イニョンカンパニー」で独り立ちに挑戦して以降、初めて発表する作品。新曲「I Want You Back」、「手紙」をはじめ昨年デジタルシングルでリリースした「Anymore」、「Let's Dance」など5曲が収められた。

 タイトル曲「別れよう」は、別れを目前にした女性の心境を正直に綴ったバラード。アコースティックバンドサウンドを基盤とし、ソ・イニョンの淡白な声を前面に出した。以前、彼女が発表した「愛と書いて、痛みと呼ぶ」などのバラードとはまた違ったカラーをもっている。

 「歌が悲しい、という声をよく聞きました。制作過程で涙を見せるスタッフもいたくらいです。バラードを歌う歌手としては、悲しいという声が悪くはありません」

 この曲はG-DRAGONや「2NE1」などと作業してきた作曲家クシが2年前、ある男性歌手のために書いたものだという。偶然、レコーディングスタジオに遊びに行ったソ・イニョンがこの曲を聞いて気に入ったため、アルバムに入れることになったのだ。

 「『別れよう』と縁を結ぼうとしていたのか、レコーディングスタジオで『いま暇だから、この曲を一度歌ってみる?』という話になって、歌ってみたところとても気に入ったんです」

 ソ・イニョンは「今回は、顔より歌にスポットライトが当たってほしいです」とし「ファッションやメイクの自然なものを選び、ビンテージなスタイルにしました」と紹介した。

 彼女のボーカルトレーナーを務める歌手パク・ソンジュも「”強いもの”ではなく、バラードをやってみては?」と何度も提案していたのだという。

 「過去にMBC『私たち結婚しました』に出演し、ダンス曲『シンデレラ』で活動していたときも自分だけのスタイルを出したいと思っていました。『別れよう』は今まで私が歌ってきたバラードではなく、私だけのスタイルを出すことができる曲だと思います。それをゆっくりとステージでお見せしていきたいです」
 
 アルバムに収録されたその他のバラード曲「手紙」は、ソ・イニョンが作詞に参加した。「同じ傷で痛みを分かち合ってくれるのですか。あなたの幸せを願っているけど、私を消さないでください」というような切ない歌詞が印象的だ。

 「長く活動をしてきたため、作詞に挑戦してみたいという思いが強くなっていました。曲を聞くときは、歌詞に集中して聞く方なので…。別れた後に浮かんでくる様々な気持ちと過ぎ去った思い出を想像しながら書きました」

 彼女は「私も長く恋愛をしてきたので、その経験談です」とし「一度だけの恋愛では、このような思いは抱けないと思います」とし、笑ってみせた。

 ことしで30歳を迎えるソ・イニョン。若い頃には何も知らずに楽しみだけを感じていたとすれば、いまはさらに多くの考えを経た後、整えられたステージを見せたいと話す。

 「仕事も頑張りながら、恋愛も楽しみたい」とし「彼氏ができたら”公開恋愛”したい。私も数年後には、結婚しないと」と話し、笑顔を見せたソ・イニョン。「昔は靴に凝っていたのですが、いまはレコーディングスタジオにこもっています。私の思いが、歌へと移っていったようです。これから、さらに成長したソ・イニョンをお見せしたいと思います」

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