韓国ドラマ「その冬、風が吹く」のネタバレあらすじ、キャスト、視聴率、相関図、感想
ステージ中央のスクリーンにドラマの映像が広がると、GUMMYが登場。満開の大きな桜の木をバックにOSTの「雪花」を披露すると、会場をドラマ「その冬、風が吹く」の世界に染め上げた。3,000人のファンが待ちわびる中、ついにチョ・インソンとキム・ボムがステージに登場。会場は熱く大きな拍手で2人を迎えた。チョ・インソンは「お久しぶりです。本作が放送されてから、またごあいさつができてうれしいです。本当にありがとうございます」と感謝の気持ちを述べると、キム・ボムは「たくさんの方に来ていただいて、こうしてお会いできてうれしいです。今日は皆さんにとって楽しい時間になったらうれしいです」と再会の喜びを伝えた。
ここでチョ・インソンが「2階にもたくさんの方がいらっしゃいますね。お目にかかれてうれしいです!2万人くらいの方がいらっしゃいますかね。恥ずかしがらずに声を出してくださいね」とさっそく愉快なインソン・ワールドを展開。さらにMCが2人の衣装が同じチェックのスーツだということに触れると「ペアルックです」とキム・ボムが即答。続けてチョ・インソンは「このチェックの柄は韓国で寝る前に着る服の柄として流行っているんです(笑)」とさらに笑いを誘い、「ボム君に衣装の打ち合わせをしたんですが『寝る前に何を着てる?』なんて話をしていたら、このようになったんです」と続け、会場は爆笑の渦に。
今回の来日ついてチョ・インソンは「昨日、飛行機で日本に来ました。機長さんのコンディションが悪かったのか、いつもより10分遅れの到着となりました」とユーモアあふれる回答。それを受けてキム・ボムも「僕も昨日少し遅めの便で来ましたが、僕が乗った飛行機の機長さんもコンディションがあまりよくなかったみたいです」と答えると、チョ・インソンが「昨日は全体的に渋滞していませんでしたか?」と逆にMCに質問。「昨日は金曜日だから…」と答えるとチョ・インソンは「このイベントのために日本各地から皆さんがいらっしゃって渋滞しているかと思ったんですけどね」とスマイル。会場は大きな拍手を送った。
ドラマの魅力に迫る「心に残った感動のシーン」のコーナーでは、本作の見どころの1つでもあるアクションコーナーをまとめた映像を見ながら2人がコメント。チョ・インソンは「僕は痛いのが嫌いです。全身を使うので、身体の節々が痛みますよね。あのようなシーンを撮るのは正直あまり好きじゃないんです。反対に銃で撃ったりするシーンは好きですが…(笑)」と率直な気持ちを吐露。MCが「足が長いからちょっと蹴り上げただけでも様になりますよね」と会場の気持ちを代弁するように語ると、チョ・インソンは「長いから上げるのも大変なんですよ。だからアクションシーンの撮影の後は腹ペコになるんです」と爆笑コメントを連続。1対7の激しいアクションシーンを見事にこなしたキム・ボムは「数人と対決するシーンは痛いので大変です」とニッコリすると、「でも僕はインソンさんのように足が長くないから(そこまで疲れないので)1人ぐらいを相手にするなら大丈夫です」とここでも息の合った掛け合いを見せた。
ここでチョ・インソンは「複数の人数を相手にするアクションシーンでは『この動きの後にこうする』といった動きを全て覚えなければならないんです。だから相手の人数が増えれば、その分覚えることも増えるので本当に大変なんです」とアクションシーン撮影の秘話を明かすが、一瞬無反応となった会場の空気に驚いたチョ・インソンは「要するにそれをこなしたキム・ボム君は賢いということなんです」と後輩を褒め称え、会場は拍手に沸いた。
次に「アクションシーンとラブシーンでは、どちらが得意か」という質問にチョ・インソンは「ラブシーンは作品選びの時にとても重要な基準だと思います」と率直に答えた。「でもアクションよりラブシーンの方が演じるのは難しいですね。僕がこの作品を選んだのはソン・ヘギョさんとキスシーンがあるからです」とユーモアたっぷりの回答に、キム・ボムは「先輩はそうやって作品を選んでいるんですね…いいことを学びました」と返して笑いを誘った。続けて「僕もラブシーンの方が難しいと思います。アクションシーンは体で表現できますが、ラブシーンは感情を込めたり、複雑な要素が込められていたりするので、ラブシーンの方が複雑な気がします」と語った。
オ・スが泣きながらヨンにビデオメッセージを残すシーンについて、カメラに向かってあんなに泣けるなんてすごいとMCから褒められると、チョ・インソンは「実は泣き方を教えてくれる学校があるんです」とインソン節が炸裂。「学校に行ったぐらいではあんな風に泣けませんよね」とMCがキム・ボムに投げかけると「僕はまだその学校に通っていないので、無理ですね。インソン先輩から習おうと思います」と答え、すぐにチョ・インソンが「そうそう、あの学校は学費が高いんだよ」とコントのようなやりとりで会場を爆笑の渦に巻き込んだ。「涙を流すというのはとても大変で、僕だけでなく他の俳優さんも同じかと思いますが、緊張もしますし、集中しなければならないシーンです。今後はもう少しさらっとした淡白な悲しみを表現してみたいです」とチョ・インソンは涙のシーンの苦労を明かした。それを現場で見ていたキム・ボムは「先輩の演技を見て、あんな風に様々な感情の涙があるものだと感じました。また、同じ『泣く』という行為でもいろいろな姿があるんだと思いました」と語り、謙虚に学んでいる姿勢が伺えた。
話題を呼んだ最終話の解釈についてキム・ボムは「韓国でも放送後は話題になりましたし、たくさんの質問も受けました。作品というのは立体的なものなので、観ている人の受け取り方によって様々な解釈がある、そんなエンディングだったと思います。『インセプション』という映画がありますが、そのエンディングは全世界で色々な解釈がありました。色々な解釈があるのもいい作品だと思うので、“心の中に記憶に長く残るエンディングになってほしい”と願っています」と熱く語ると、チョ・インソンは「以下同文です。(ボム君)最高!」と一言。それを受けてキム・ボムは「実はコメントの学校に通いました」とユーモアに返した。
ここで再びGUMMYがステージに登場し、GUMMYとチョ・インソン、キム・ボムの3人は初めて対面が実現。GUMMYは「主人公の感情を表現するために努力したんですが、曲のところどころの発声を変えて表現しました」とOST参加について流暢な日本語でコメントした。チョ・インソンは「あの~GUMMYさん、最高!」と日本語でエールを送ると「本当はもっと日本語でお話したいのですが、GUMMYさんにお会いできてうれしくて言葉が出てきません」と笑いを誘った。キム・ボムは「GUMMYさんの歌を最初に聞いた時はビックリしました。劇中の人物が言いたいと思っているその気持ちを歌詞に込めて歌ってくださったおかげで、このドラマがよりいいものになったと思います。この場でお礼を言いたいです。ありがとうございました」と丁寧に感謝の気持ちを伝えると、会場も賛同するように熱い拍手を送った。GUMMYは「ゴメンネ」と「信じている」の2曲を披露し、イベントに華を添えた。
後半では会場からの「インソン氏!ボム氏!」の呼びかけで、チョ・インソンとキム・ボムが客席にサプライズ登場。客席内を練り歩いて直接質問を受けた。
-日本で行きたい場所は?
チョ・インソン:そうですね…一番楽しい所は麻布十番です。時間があれば代官山を隅々まで回ってみたいです。
-韓国の男優さんは肌がきれいですが、どんなスキンケアをしていますか。
キム・ボム:僕は特別なことをしていません。普段からよく水を飲んで、運動をしています。
-どうしてこんなに足が長いんですか。
チョ・インソン:なぜかな…現世では運が良かったんですね。両親のおかげで幸運だったと思います。僕が生まれる前に神様にお願いしたとかではないんです(笑)。
-私をどう思いますか?(感激のあまりに泣き出すファン)
キム・ボム:とってもかわいいですし、僕のことを好きでいてくれてありがとうございます。
2人の丁寧で熱いファンサービスに会場は歓喜に包まれた。そんな熱い歓迎を受けたチョ・インソンは「2階に行けなくてすみません。来年は2階も回りましょうか」と2階席のファンを気遣った。
「私が主人公」と題したコーナーでは、選ばれた6人がヒロインとしてステージに上がり、チョ・インソン、キム・ボムを相手にドラマのシーンを再現した。
イベントが最高潮を迎える中、もう1人のOST参加歌手THE ONEが登場。「素敵な俳優さんたちと一緒にステージに立てて、光栄です」と、あいさつした。チョ・インソンは「先ほど、リハーサルで生歌を聴かせていただいたのですか、ステージの袖で『すごいな、光栄だ』と思いました。こうしてライブで聴く機会はなかなかないので、客席の皆さんと同じ気持ちでライブを楽しみたいと思います」と絶賛。
ドラマ「私の男の女」より「愛よ」、ドラマ「シークレットガーデン」から「その男」の2曲を続けて披露。THE ONEは「なぜ人の声が一番美しい音なのか知っていますか?自分で自分の声を響かせて出す音なので、一番美しいんです。歌や音楽は耳で聞くのではなく、心で聞くものです」と心にしみるコメントを残し「その冬、風が吹く」のシーンをバックに主題歌「冬の愛」を熱唱して、場内を感動で包んだ。
ラストはドキドキの抽選会。サイン入りDVDBOXやフォトエッセイ、さらに劇中でオ・スが身につけていたブレスレットやジンソンのネックレスとプレゼントが発表されると、チョ・インソンが「皆さん、画面の下に電話番号が出ていると思いますので、早めにお電話ください。タイムリミットが近づいていますよ」と突然テレビショッピングのMCに変身し笑いを誘った。普段からこんなに面白い人なのかというMCからの質問にキム・ボムは「普段の方がもっとスゴイです」とニッコリ。笑いと愛情があふれる抽選会となった。
最後にキム・ ボムは「久しぶりに日本に来て温かく迎えてくださり、ありがとうございました。そして、今日はドラマのOST曲と共に、皆さんと楽しい時間を過ごすことができましたし、撮影当時を思い出すこともできました。もし皆さんがこのドラマをたくさん愛してくださったら、またこのような機会が持てるかもしれません。これからもたくさん応援してください」と丁寧にあいさつ。
チョ・インソンも「今日は僕にとっても、ボム君にとっても、ドラマを愛してくださった皆さんと過ごす楽しい時間だったので、ちょっとふざけ過ぎちゃったかなという気がしますが、どうか広い心でご理解ください(笑)」とニッコリすると、会場は大きな拍手で応えた。「作品を終えるたびに、改めてそれを観てくださる皆さんがとても大切な存在に感じられます。韓国ではなく、こうして海外で、日本でひとつのドラマを観て、愛していただけるのは大きな祝福だと感じます。ボム君も僕も素敵な今日の思い出を胸に留めてソウルに戻りたいと思います。ボム君が言ったように皆さんがドラマを応援してくだされば、またお目にかかれる機会があると思います。僕たちそれぞれのファンミーティングを通じても、また皆さんとお会いできると思います。 参考までに僕は来年の3月にファンミーティングをする予定ですので、その時はまた皆さんとお会いできますね」と語り、「2階の皆さん、来年お会いしましょう!」と最後の最後まで観客全員を気遣ってイベントの幕は閉じた。
終始、漫才を見ているかのような、チョ・インソン&キム・ボムの息の合った掛け合いに笑い声の絶えない、楽しくそしてファンを熱く思いやる2人の気持ちが十分に伝わってくるイベントとなった。
「その冬、風が吹く」ハイライト映像
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