女優キム・テヒ
女優キム・テヒ
DVDリリース中のキム・テヒユ・アイン主演のドラマ「チャン・オクチョン」。

キム・テヒ の最新ニュースまとめ

 本作は、大ヒット韓国史劇「トンイ」、そして「イ・サン」へと重なる李氏朝鮮時代に生きた“朝鮮3大悪女”チャン・ヒビン(=チャン・オクチョン)をヒロインに、李氏朝鮮第19代国王、肅宗(スクチョン)との切なくも純粋な愛を描いた大型ラブ史劇。

 今回、主演キム・テヒのオフィシャルインタビューが届いた。

-まずは日本の視聴者に「チャン・オクチョン」がどんな作品なのか教えてください。
チャン・オクチョンという賤民として生まれたひとりの女性が、身分という枷の中で夢と希望を忘れず、デザイナーとしての夢を育てていきます。その中で、イ・スンというひとりの男性に出会い、彼と恋に落ちたことで周りの人々と対立しながらとても凄絶な人生を過ごします。短いですが強烈な花火のような人生を生き、愛のために自分の命までかけるひとりの女性の愛の話です。

-「チャン・オクチョン」のどんなところに魅力を感じて出演を決められましたか。
これまでも、チャン・オクチョン(張禧嬪)というキャラクターは多くの作品でさまざまな先輩方が演じてきたじゃないですか。その時代最高の女優は張禧嬪という役柄を必ず経てきましたが、“稀代の悪女”や“毒々しい女性”など“悪女”の象徴として描かれてきました。今回の作品は、そんな悪女としての張禧嬪を別の角度から解釈した作品です。歴史の中でも悪女として描かれ、現代でも多くの作品で悪女として描かれてきた彼女は、本当に生まれながら悪い女性だったのかという部分を少し違う角度から見つめた作品です。ただの平凡な女性がただ情熱的に希望を持って生き、自身が愛する男性が王になったことで受けるようになった世間の壁や障害を克服していく、ひとりの強い女性の話として再解釈した作品だったので、私はとても新鮮に感じました。視聴者の方々も、歴史は勝者の記録であって事実はどうだったのか誰もわからないのに、その女性の人生を別の方法で、リアルに、人間的な共感を得られるようなキャラクターとして再び描くという部分に魅力を感じ、出演を決めました。

-時代劇は今回初挑戦でしたが、いかがでしたか?口調の違いなど、時代劇だけの難しさがあると思いますが、演じてみていかがでしたか?特に、気をつけた点はありますか。
慣れませんでした。口調や身のこなしに、普段していることとは違う様式がありますからね。監督や先輩方からアドバイスをいただき、第1話、第2話とストーリーが進みにつれ、だんだん慣れていきました。普段なら手も自由に活用できるんですが、少し抑えた動きをしなければなりません。いつも手をきちんと揃えているのが基本の姿勢で、右手が左手の上だということを忘れてはいけません。

-実際のキム・テヒさんは、チャン・オクチョン(張禧嬪)の性格と似ている部分はありますか。また、違う部分はありますか。
似ている部分は、服を作ることがとても好きで、裁縫がとても好きです(笑)。私は、オクチョンの気持ちが十分理解できます。世間の基準や物差しに振り回されたり、妥協せずに自分の真の幸せのために人生を突き進んでいく点が似ている気がします。でも、オクチョンの方が私よりも強く、もう少し賢いと想います。簡単に諦めず、その男性を手に入れるための純粋な気持ちもあり、さらに宮中で生き残るために知恵も持っている人物です。

-相手役ユ・アインさんとは実際には6歳の年齢差がありますが、ユ・アインさんとのラブストーリーを演じるのはいかがでしたか。
少し心配していたんですが、まったく違和感はありませんでした。何より、俳優としてとても成熟した方で演技も上手いですし、イ・スンという役柄が少年のような純粋さと同時に王としてのカリスマもある人物でした。そのふたつの面をとてもうまくお見せできる最高に適した俳優だったと思います。そのため、私もオクチョンとしてイ・スンを愛するのに問題はなく、むしろユ・アインさんがイ・スンを演じたことでとても助けになりました。実際にも張禧嬪が何歳だったのか正確ではありませんが、粛宗よりも2歳年上だったと記録されています(笑)。演じながら、距離感や気まずい思いなどはまったくなかったと思います。

-共演されたイ・サンヨプさんの印象と、彼が演じた“自分の気持ちを抑えて抑えて見守る”イ・ハンという男性像についてどう感じましたか。
イ・ハンも実はオクチョンに近づこうとしましたが機会を逃し、そのうちにイ・スンと恋に落ちた姿を見て苦しみ、遠くからしか見つめられなかったキャラクターじゃないですか。イ・ハン個人としての人生は、とても不幸だった気がします。愛する女性をただ横から見ているだけで、助けることもできず、本心を告白することもできず、心の中で葛藤が激しかったと思います。でも、実は素敵ですよね。本当にその女性を大切にして、その女性の幸せを願う心まである、そんな成熟した愛をしたので素敵だと思います。

-「KARA」のスンヨンさんは本作を通じて本格的に女優デビューしました。先輩女優として、スンヨンさんはどんな女優でしたか?今後、どんな女優になると思いますか。
「KARA」での姿とは全然違う、まるでサイズがぴったり合った服を着た時のような感じでした。「KARA」の姿を思い出せなくなるほど……。髪を整え、韓服を着た姿はキャラクターにぴったりだったと想います。演技が上手だというのは、その作品でそのキャラクターを視聴者が見た時に「あの人なんだな」と信じてしまうじゃないですか。スンヨンさんが本当にチェ・ムスリに見えた気がします(笑)。

-歳を重ねるたびにどんどん美しくなり、女性ファンから羨ましがられていますが、キム・テヒさんだけの美貌の秘訣はありますか。日本のファンがすぐに真似できる、美しさの秘訣があれば教えてください。
自分の年齢に合わせて、若い時には無かった円熟した美しさと言いますか、成熟して人生の知恵を持っている優雅で気品ある女性になるために、容姿だけでなく内面を磨く必要があると思います。社会に対する関心も持つようにしています。また、私は運動が健康と美しさを維持するのに一番大事なことだと思います。私は継続的に規則的にしっかり一生懸命運動するスタイルではないですが、それでもできるだけ小まめに続けていると体と心が元気に生き生きしてきて、健康な美しさを維持できると思います。肌には家でたくさんケアしています。皮膚科やスキンケアの店までは行きませんが、以前は適当にしていたものを今は家でできるパックや基礎化粧品でしっかり一生懸命ホームケアをしようと努力しています。家で継続的にホームケアをするのが一番大事だと想います。プロの手も必要ですが、毎日のように小まめに続けることが大事です。

-最後に日本のファンにメッセージをお願いいたします。
オクチョンというひとりの女性は、平凡な人生もあったかもしれませんが、与えられた環境や周りの人々によってどう変化していき、どのように世間に立ち向かって、愛を守るために努力し、最後までこの女性が愛のために自身のすべてを捧げて情熱的に生きたという部分を楽しんでいただきたいです。


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発売・販売元:エスピーオー
「チャン・オクチョン」公式サイト:http://www.cinemart.co.jp/tyan-okuchon/
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