見せているのだ。
過去にも心の病をもつ登場人物はいたものの、大部分は助演。特に悪役であるケースがほとんどだった。しかし、このような人物を主人公に置き、精神疾患は隠す対象ではなく、理解していこうという動きが強まっている。
ドラマ「大丈夫、愛だ」のノ・ヒギョン作家は「精神病患者という言葉で心に傷を受ける人々、また暴力的に近づく偏見をなくすことがドラマのテーマで核心になっている」と説明。
チョン・ドクヒョン大衆文化評論家は「精神的な病が多い時代であるため、そのような状況がドラマにも投影され、治療の概念や慰労などを一緒に付け加える傾向があるようだ」と分析している。
とにかくかっこよくて完ぺきというものではないドラマの主人公へ心の病に苦しみ、そして治療と慰労を願う社会の現実が投影されている。