セシボンに代表される韓国フォーク音楽が大衆音楽界の前面に登場してから50年ちかくになる。ソン・チャンシクなど、フォーク音楽の主役たちが集まり、当時を振り返る場が設けられた。
フォーク50年史を振り返る大衆音楽評論家イ・ベクチョンのエッセイ出版を記念するイベントが開かれた。
「トーンギター群団の担任の先生」と呼ばれたイ・ベクチョンは、当時は放送局のPDとして音楽観賞室セシボンで音楽番組を進行しながらトーンギター歌手たちへチャンスを与えていた。
変わらない声で聴かせる思い出の音楽に客席はさらに熱くなった。
1970年代のフォークデュオとして出発した歌手キム・ドヒャンも思い出話を披露。イ・ベクチョンは「トーンギターの音を聴くとき生まれたままの状態で、その音を聴くため変わらずその音が好きなのでしょう」と語った。
韓国音楽史の生きた証人のため集まったその日のイベントは、自由とロマンを歌ったフォーク音楽の精神をもう一度確認する場となった。
