チュウォンとシム・ウンギョン=(聯合ニュース)
チュウォンとシム・ウンギョン=(聯合ニュース)
日本の漫画「のだめカンタービレ」を原作にした韓国ドラマ「ネイルもカンタービレ」が2日、視聴率4.9%で最終回を終えた。
 放送開始からキャスティングや演出などが議論を呼んだ同ドラマは、視聴者からの共感を得られず幕を下した。
 同作は10月13日の初回放送で視聴率8.5%を記録。今年初めにヒットした韓国映画「怪しい彼女」で主役を演じたシム・ウンギョンがヒロインに決まり期待を集めた。
 だが、変わり者で天才ピアニストのヒロイン、ソル・ネイルを演じたシム・ウンギョンの演技は、放送開始からインターネット上で議論を呼んだ。
 同じく同漫画を原作にした日本版のドラマでは、ヒロインが風変わりだが愛らしい姿を見せていた。しかし、韓国版では知性が欠けたように描かれ不自然だという指摘が出ていた。
 中盤を過ぎてシム・ウンギョンの演技に落ち着きが見られたが、すでにドラマから離れてしまった視聴者の心は取り戻せなかった。
 ただ、最大の問題はシム・ウンギョンの演技より、ドラマそのものが独自の面白さを表現できなかったことにある。
 原作特有の感性をそのまま生かすこともなく、また思い切った脚色をすることもない曖昧な演出で魅力を出し切れなかった。
 クラシック音楽を扱ったドラマだったにもかかわらず、音楽的な完成度も低かった。
 視聴率は第2話が7.4%、第3話が5.8%と下降し、以降は4~6%台で推移した。
 

Copyright 2014(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0