キム・ジンピョ の最新ニュースまとめ
今や告白ソングの代名詞的存在となっている名バラードの「良かった」や、音楽番組で1位を獲得した「Lie Lie Lie」などのヒット曲で知られているソロシンガーだが、1995年にラッパーのキム・ジンピョとのユニット「パニック」でアーティストデビュー、その後キム・ドンリュルとのユニット「カーニバル」や、バンド編成を組んだ「ギックス」など、多彩な音楽にチャレンジした20代のイ・ジョク。ソウル大学出身という才能のかたわら、こうした音楽的才能はどうやって育んできたのだろうか。
「小学生でピアノを始めて、中学生でギターを始めてから、学校の友達とバンドを組みました。その頃は、ハードロックやヘビメタをよくカバーしていましたね。高校に入ってから、自分でも曲を作ってみようかなと自然と書き始めるようになりました」
学生のころは「ビートルズ」や「レッドツェッペリン」をよく聴き、現在は多種多様な音楽を聴くなかで、好みはブルージーな音楽だと語る。一般的にはバラードシンガーの印象が強いが「僕の書くバラードは、韓国の他のシンガーのバラード、たとえばキム・ドンリュルさんやユ・ヒヨルさんのバラードとまた違うんですよね。繊細な雰囲気より、僕はストレートなバラード」と、独自のこだわりを見せる。
ところでイ・ジョクは、そもそも日本への造詣が深く、日本語能力試験の1級を持ち、度々日本へも出かけていると言う。昨年の秋には、バンドネオン奏者の小松亮太のライブにゲスト出演を果たしている。「韓国の有名なバンドネオン奏者でコ・サンジという人がいるのですが、彼女のバンドネオンの師匠が小松亮太さんなんです。コ・サンジさんが小松さんの日本ツアーに出るというから、僕も出たいと言ったらゲストで出られることになったんです。本当にすごく楽しかったですよ」と意気揚々に語る。そのゲスト出演が縁となり、今月24日のソウル・ジャズ・フェスティバルに出演する小松亮太のステージにも、イ・ジョクはゲスト出演でお返しをする。
また日本で小松亮太のライブに出た時に、日本語で歌も披露し、とても高い評価と賞賛を受けた。「(日本語で)喋るときは外国人特有のクセが出ても、日本語で歌ったときは、韓国人と分からないくらい自然だったという感想を頂いたんです。お世辞だろうなと思って色んな人に聞きましたが、本当にそうだと言われて、すごくうれしかったです」こうした経験も、日本で自身の公演を開きたいという動機に繋がったようだ。
実は海外でのライブは日本が初めてでは無く、昨年アメリカのロサンゼルスとニューヨークで一足先におこなっている。「アメリカのプロモーターから招聘を受けて渡米することになったのですが、どちらも2000席ほどの会場でした。ロスとニューヨークでも客席の反応が違って、ロスはリラックスした雰囲気で、ニューヨークは韓国に似て熱かったですね。日本のお客さんは集中するから反応が静かだと聞きますが、実際どんな雰囲気になるか楽しみです」
また今回の日本公演での注目の1つは、韓国アーティストの利用は珍しい、大正ロマンのオペラハウスを再現したという「東京キネマ倶楽部」が会場となっている点だ。「写真で見ましたが、昔の劇場や映画館みたいな雰囲気ですよね。特別な重厚感と温かみを感じるので、僕の音楽とよく合うんじゃないかと思っています。お客さんは軽くお酒でもたしなみながら、自由に楽しく観てもらえるんじゃないかと思いますよ」と、期待感をのぞかせた。
6月の初ライブを機に、これから日本でやってみたいことを尋ねると、「まずは、ライブを定期的にできたらいいなというのが1つ。そして、日本語で曲が出せればいいですね。僕のこれまでの曲を日本語に歌い変えてもいいし、日本の作曲家の方が作った新曲を歌うのもいいと思います。いつかそんな機会があればいいですね」と夢をふくらませた。
<ライブ情報>
『LEE JUCK~The 1st Live in Tokyo~』
(イ・ジョク ~ザ・ファースト・ライブ・イン・トーキョー~)
6月4(木) 5(金) 東京キネマ倶楽部
OPEN 18:00/ START 19:00
TICKET:¥7,500 (税込・別途1ドリンク500円 / 自由席)
問い合せ:クリエイティブマン 03-3499-6669
イ・ジョク個別インタビュー
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