国防部の尹光雄(ユン・グァンウン)長官は10日、北朝鮮の核実験は朝鮮半島はもちろん北東アジアの安全と平和を揺るがす重大な脅威との見方を示した。この日、国防部では全軍の主要指揮官による会議が開かれた。

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 尹長官は冒頭発言で「北朝鮮の核実験は、対話を通じ核問題を解決し朝鮮半島の平和を維持しようとする韓国政府と国民の期待に背く行為」と指摘した。政府の姿勢は、北朝鮮の核保有は決して受け入れられないという原則を堅持し、北朝鮮の核実験が誘発した現在の安保状況に断固として、また冷静に対応することだと説明した。

 軍としては、政府の方針を強く後押しし、北朝鮮の挑発にも直ちに対処できるよう、安保状況に明確な認識を持ち確固たる軍事態勢を維持することが任務だとした。

 指揮官会議には李相憙(イ・サンヒ)合同参謀議長をはじめ、陸海空軍の各参謀総長、軍団長級以上の指揮官ら50人余りが出席した。出席者は北朝鮮軍の軍事動向と韓国軍の軍事態勢の点検、今後の対策などについて意見交換するとともに、国民の安全に対する不安を解消できるよう、十分に軍事準備態勢を維持することを決めた。

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