イム・ジュファン の最新ニュースまとめ
ドラマ「輝くか、狂うか」は不運の運命を背負って生まれてきた王と王女の恋を、甘く、そして切なく描いた作品。高麗の光宗や王建、高麗と渤海との関係など、時代劇ファンのツボを押さえつつ、男装など、現代劇の王道ラブコメ要素も盛り込まれるなど、時代劇ファンのみならず、楽しむことが出来る作品に仕上がっている。俳優チャン・ヒョク主演。
このたび、愛する人を守るため悪へと徹する皇子ワン・ウクを演じ、その端正な顔に滲む秘めた恋心を切なく表現しながら多くの視聴者を虜にした俳優イム・ジュファンのオフィシャルインタビューが届いた。
<b>■イム・ジュファンさんの長髪姿がとても新鮮でした。いかがでしたか。</b>
映画「霜花店」でも肩のラインまでのロングヘアでしたが、今回はさらに長くなって、腰のラインまで長かったです。着用していたカツラも一般的な時代劇の扮装チームで扱う男性用のカツラではなく、女性用でした。あまりにも長くて、結構不便でした。口の中に髪の毛が入ったり、どこかでもつれていたり…。女性の皆さんが凄いと改めて思いました。長い髪って管理が大変だなと。
<b>■ワン・ウクを演じるにあたり、監督からリクエストやアドバイスがありましたか。</b>
ワン・ウクというキャラクターをもっともっと知りたいというのが私の職業的な欲じゃないですか。それでもっと知りたいから原作小説を読みたいと話したら、監督が反対しました。なぜならばわずらわしくなると。原作小説に書かれているワン・ウクという人物もいるけど、ドラマの脚本家が描いているワン・ウクという人物とは違いがあるかもしれないので、後で混乱するから読まないほうがいいと言いました。そして、バランスが大事だと話しました。間違うととても憎いキャラクターになるし、あるいは緊張感溢れる構造が緩くなる可能性だってあるので、どっちにも傾かないようと言われました。そして、基本的にワン・ウクは自信に満ち溢れている人間だと。なぜならばすべてが備わっていますからね。王族の王子で、高麗時代の最高のイケメン、優しく微笑む彼は国民たちが皆尊敬する人物なんです。そしてとても余裕があり、だからより時を楽しめる人だと思って欲しいと言われました。余裕があって、人と話す時も急がない…、そんな性格のワン・ウクをイメージしてほしいと言われました。
<b>■たくさんのアクションを披露されていますが、アクションシーンはどの程度ご自身で担当されたのでしょうか。</b>
80~90%は代役なしで私が全部演じました。チャン・ヒョク先輩はほぼ100%ご本人でやりましたね。それで私も先輩に合わせるために努力しました。韓国でアクションと言えば、チャン・ヒョクという俳優なしには語れませんからね。武術監督よりもうまいんですから。先輩が自らアクションを演じるのに私が代役だと、絵的によくないし、プライドもあるので。何よりチャン・ヒョク先輩についていくため、頑張りました。
ところで、実は私、悔しいんです (笑)。劇中、トーナメントで王子たちが武術試合を行うシーンがありますが、私は最初から戦って八強から四強、それから準決勝から決勝へと実際撮影して上がるんです。しかし、チャン・ヒョク先輩は最後の決勝の時だけ私と2~3回対戦するシーンを撮影して終わるんです (笑)。すでに私は5~6回以上の対戦のシーンを撮影してからチャン・ヒョク先輩との撮影だったので、すでに体力は落ちていましたね。へとへとでした。
<b>■印象的だったり、気に入っているシーンを教えてください。また印象深いセリフがありましたら教えてください。</b>
劇中、シンユルがひたすら何かを書き続けているシーンがあります。自分が死ぬ前に文章を残して、後片付けをするために。それを見て「やめろ!」と叫び、書いているものを投げ捨て、シンユルを抱きしめるシーンがあります。それが記憶に残っていますね。なぜならば私も演技を通じて初めて経験する状況と感情でしたから。死をひかえる人を相手するのが私には特別でした。そのような状況を演じるのも今回がはじめてだし、実際に経験したこともないし。
あと、印象深い台詞ですが、外国語だから今はその単語が思い出せないんですが、初めてシンユルに会った時、お皿に書かれていた外国語がありました。その台詞が私に意味があるもので、なぜならばそれによってシン・ユルのことが好きになり、恋の感情に気付くようになります。意味は「あなたを愛します。永遠に」で、アラブ語でした。
<b>■ワン・ウクはシニョルに対しかなり積極的なアプローチを見せ、視聴者をドキドキさせるようなシーンも登場します。本作の中で、ご自身で気に入っているラブシーンはありますか。</b>
私が出演するシーンではロマンティックなシーンはほとんどなく、かなりブルーで暗かったです。劇中、私のことが好きな、あるいは愛してくれる人物が一人もいませんでしたから。それで、より寂しさを感じる人物だったので明るいシーンはありませんでしたね。もちろん、愛するシンユルに対する気持ちは切実でした。この人を必ず守ってあげるという決心もあったし。
<b>■一方で、シンユルはワン・ウクの想いをなかなか受け止めてはくれず、苦しい片思いが続きます。その苦悩の表情も美しいジュファンさんですが、ドラマのように、片思いに苦しむことがあるのでしょうか。</b>
シンユルが二人の男に二股をかけているわけではなく、あくまでもワン・ソへの愛だけだったので、何かロマンティックで甘いシーンはありませんでした。
そして私は片思いで悩んだことはなかったですね。でも、悩みはあります。周りは私には彼女がいると思い込んでいて、誰も私に近寄らないんです (笑)。困ります(笑)。後輩から同期、先輩に会うと、「ジュファン、モテモテだよな」とよく言われますが、私は言い返したくなります。「いったい、どこの誰に人気があるんですか。お願いだから私の前に現れて」って。
<b>■チャン・ヒョクさんとは共演シーンも多かったと思いますが、チャン・ヒョクさんとの共演はいかがでしたか。</b>
本当にたくさんのことを学びました。なぜチャン・ヒョク先輩は未だに主人公の座をしっかり手にしているのかわかります。俳優としての姿勢ややるべきこと、悩むべきこと、何もかもちゃんと守ってきたように見えます。今回のドラマの後半で、シンユルが死んだと思ってワン・ソが訪れるシーンがあります。「私がここに来た。ケボン(シンユルの仮名)」と号泣しながら話すんですが、その現場にいるすべての俳優は感動したと思います。皆がチャン・ヒョクさんの演技に注目していました。果たしてあのシーンをどのように演じるのかと。チャン・ヒョク先輩は自分の感情の行くまま動いていました。それに合せて周辺人物が自然と融合して行く経験をしましたね。私はあまりにもその演技に見とれてしまい、自分がやるべきことを忘れそうになりました。 チャン・ヒョク先輩は私だけでなく、多くの後輩俳優が尊敬すべき人です。
<b>■この物語は“運命”がとても大きなテーマになっていますが、イム・ジュファンさんは“運命”を感じた経験はありますか。</b>
高校2年生のクリスマスイブの日、友達と一緒に明洞(ミョンドン)に遊びに行ったんです。バスに乗ろうとした時、向かい側の公衆電話ボックスにある女性がピカチュウのぬいぐるみを抱いて立っていました。その当時は98年でまだまだ携帯が普及していませんでした。電話ボックスのガラス窓の向こうにいるその女性と目が合って、私はそのまま固まりました。私の友達は私の前を通りすぎて行きましたね。まるでスローモーションのようでした。何度かその後も目があったんです。それで運命だと思い、友達にその女性の電話番号を聞きに行ってもらいました。電話番号を入手した私はその女性と連絡を取って付き合うようになったんですが、私より1歳年上で、高校3年になった私は受験であまりにタイミングが合わず、残念でしたが、長くは付き合えませんでした。
あと、不思議なのは、私が「あの人いいな」と思う人とは必ず共演するんです。それも1回じゃなくて2回。チョ・ジョンソクさんもそうだし、ヒョンビンさんもそうだし、イ・ヨニさんもそうだし。
<b>■日本のファンに向けて、メッセージをお願いいたします。</b>
こんにちは。イム・ジュファンです。今まで愛してくださって有難うございます。「輝くか、狂うか」苦労しながら撮影したドラマです。ドラマを見てたくさん楽しんでほしいです。俳優の方々を応援してくださるのも有難いですが、ドラマの制作スタッフに対しても拍手してくださるととても感謝すると思います。皆さん、お幸せに。
「輝くか、狂うか」
【セル】
<プレミアムBOX>DVD-BOX
10月16日(金)発売/価格)30,000円+税
<シンプルBOX 5,000円シリーズ>DVD-BOX1~3
10月2日(金)より順次発売/価格)各5,000円+税
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10月2日(金)より順次レンタル開始
セル発売・販売元:エスピーオー
レンタル発売・販売元:カルチュア・パブリッシャーズ
作品公式HP:http://www.cinemart.co.jp/kagayaku-kuruu/
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