シン・ウォンホ(from CROSS GENE)
シン・ウォンホ(from CROSS GENE)
CSチャンネル「衛星劇場」で、チョン・ジヒョンイ・ミンホ主演の大ヒット韓国ドラマ「青い海の伝説(原題)」が3月29日(水)から日本初放送されることを記念し、21日(火)に都内にて、ドラマの第1話試写会が開催された。

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 試写会後には、同ドラマでイ・ミンホ率いる詐欺師トリオの末っ子テオ役を演じ、その演技力が韓国国内でも高い評価を受けたシン・ウォンホ(from CROSS GENE)がスペシャルゲストとして登壇し、韓流ナビゲーターの田代親世とトークショーを展開した。

 大きな拍手で迎えられ、「『CROSS GENE』のシンです。こんにちは」と元気にあいさつしたシン・ウォンホ。春らしい軽やかな装いだが、「テオっぽい衣装を準備しました。テオがこういう服を着ていたわけではないんですけど、オシャレをしたらこういう感じかなと思って」と役を意識したスタイリングで姿を見せた。

 まずはドラマにまつわるトークコーナーからスタート。

<B>―今回のプロモーションの件を主演のイ・ミンホさんにお伝えしたそうですが、どんな反応だったんですか?</b>
ミンホさんに「『青い海の伝説』チームの代表として、日本へプロモーションに行ってきます」って言ったんですよ。そしたら、「ご飯をおごってあげるから、ちゃんと日本でも『青い海の伝説』のことをたくさんの皆さんにPRしてきてね」っていう応援がありました。

<B>―「ビッグ~愛は奇跡」以来、久しぶりに韓国ドラマに出演されましたが、この作品に出演しようと思ったきっかけは?</b>
「ビッグ~愛は奇跡」が終わって、いろいろなドラマのオファーが来たんですけど、自分的に演技が怖いところもあったし、中途半端にやりたくないなっていうのがあって、自分の中で一度足を止めたんです。でも、今回「星から来たあなた」の脚本家パク・ジウンさん、チン・ヒョク監督と出会って、このドラマをやってみたいなって気持ちになり、オーディションを受けて頑張りました。僕にとっては、素晴らしい出会いになりました。

<B>―オーディションはぜひ受けさせてほしいという感じだったんですか?</b>
僕がやりたいですって感じで、じゃあ、1回やってみなって監督から話があって。役者として、ぜんぜんできていないと思うんですけど、監督がいろいろディレクティングしてくださり、素晴らしい作品になったと思います。

<B>―1話の出番は少なめでしたが、なかなかの存在感を発揮していました。これから出演シーンは増えていきますよね?</b>
そうですね、後半は。けっこう可愛いですよ(笑)。
(客席から大きな拍手を受け、うれしそうに)ありがとう!テンションが上がります(笑)。

<B>―今回天才ハッカー、テオ役を演じましたが、テオはあまり話さないので、演技が大変だったと思います。どんなことを心掛けていましたか?</b>
1話から10話ぐらいまでは、あまり話さないんですけど、表情で感情を表現したいなっていう気持ちがあって、どう演じようかなとヒジュンさん、ミンホさんに相談したんですよ。そしたら、「いまテオが思っている気持ちをそのまま表現すればいいと思うよ」ってアドバイスをしてくれて。僕も本番に入ったら、テオだという気持ちで、視聴者の皆さんにテオのちょっとした変化も全て見せようと頑張りました。

<B>―シムチョン(チョン・ジヒョン)を見て、可愛いなと思ってドキッとしたときの表情が印象的でした。目がちょっと大きくなって。よかったら、いまやってみていただけませんか?</b>
(困惑しながらも)じゃあ(と表情を作り)、(ボソッと)キヨウォ(=可愛い)。(照れまくりながら)3文字だからよく聞こえないですよね~(笑)。

<B>―トップスターのイ・ミンホさん、チョン・ジヒョンさんとの共演はいかがでしたか?</b>
やっぱり僕の中でもそうだし、韓国全体のトップスターなので、そういう方々と共演できたのが、人生で大きな光栄でした。

<B>―緊張しませんでしたか?</b>
めっちゃしました。もう初めて会ったとき、正直言うと、足が震えるぐらい緊張しました。でも、ジヒョンさんはそういう僕を見て、「CROSS GENE」の話をして緊張を解いてくれたし、ミンホさんはゲームの話をして、僕の緊張をほぐしてくれました。

<B>―チョン・ジヒョンさんは「CROSS GENE」の存在を知ってくれていたんですか?</b>
たぶん、テオ役の人が、歌手でグループをやっていることを知って、音楽を聴いてくれたりしたと思います。すごく優しい方です。

<B>―共演者の方とはいまでも連絡を取り合ったりしているんですか?</b>
そうですね。ミンホさんとヒジュンさんとは会って、一緒にご飯を食べたりしました。

<B>―撮影の間、共演者同士で流行ったこととか、何かエピソードはありますか?</b>
撮影の時間があまりなかったので、詐欺師トリオ3人でのブームとかは特にないんですけど、僕の中のブームは毎日先輩たちが僕にハグをしてくれることでした。末っ子だったし、緊張するタイプなので、そういうのに気付いてくれた先輩たちが、撮影がスタートする前、ハグをしてくれたのが僕の中のブームでした。

<B>―「青い海の伝説」の中でお気に入りのセリフは?</b>
セリフがあんまりなかったんですけど(笑)。でも、印象的だったのは、1話のディレクターズカット版にだけ出てくる日本語のセリフです。

<B>―そのシーンのセリフを言ってみていただけませんか?</b>
難しいけど、やってみますね。歩きながら僕がずっとゲームをしていたら、ホ・ジュンジェ(イ・ミンホ)が僕の携帯をとるんですよ。それにむかついたときの日本語のセリフです。(立ち上がって)「またかよ、出せよ!俺の携帯」。

<B>―「SBS演技大賞」ではベストカップル賞でチョン・ジヒョンさんの代理でステージに上がりましたよね。</b>
ハハハ。あのとき、“ミンホさん、一人で出るんだ。ジヒョンさんもいたらよかったのに”って思っていたら、ミンホさんが「行こう行こう」って(笑)。えっ!? って戸惑っていたら、ソン・ドンイル先輩も「行け行け」って。「あ、あ、…ハイ」って、出たんです(笑)。

<B>―ステージの上でどうしたらいいか分からない感じがすごく伝わってきました(笑)。</b>
そりゃそうですよ。どうすればいいか分からなくて、ミンホさんに「どうすればいいですか?」って聞いたら、「ただ立っていればいいんだよ」って。

<B>―でもそれがあって、さらに多くの人に顔を見てもらうことになりましたよね。</b>
ミンホさんは一人で出ても大丈夫なところを後輩のために、「一緒に行こう」って言ってくれて、すごくありがたかったんで、恩人だと思っています。


 「青い海の伝説」は絶滅寸前の人魚(チョン・ジヒョン)と天才詐欺師(イ・ミンホ)の時空を超えた愛を描いたファンタジーロマンス。前世の因縁をめぐるラブストーリーにちなんで、次のコーナーは「シン君の前世を教えて!」と題し、今回のイベント参加者に、シン・ウォンホの前世は何だったと思うかというアンケートを行い、その結果をランキング形式で発表。
5位は猫。4位はバリスタ。3位は美容師。2位は犬。1位はイルカという結果。3位の美容師では、またも「美容師風の動きを見せて」というリクエストに、「『青い海の伝説』のために集まってくれた皆さんのためにやります!」と女性の髪をブローしてあげる動きなどをスマートにこなし、会場から拍手を浴びた。

 1位のイルカは、「昔水族館で見た白イルカがシン君に似ているから」、「賢いけど、人見知りだからテレパシーで会話をする」、「癒やす音波を出しそうだから」、「神秘的だけど、人懐っこいところ」などの理由だったが、「イルカは大好きなのでうれしいです。犬は自分が飼っているんでうれしいです。美容師は、…ハイ。バリスタはコーヒーが大好きなので、けっこううれしいです。猫はね、…ハイ」と正直に感想を語った。

 また、少数意見でシン・ウォンホの高所恐怖症を指摘する意見もあり、「高所恐怖症なのに、高層ビルの屋上でのシーンが何度かあり、見るたびにハラハラしました」という声が多数寄せられていたと紹介されると、「撮影のとき、ビルの屋上のヘリに座った瞬間、クラクラして前のめりになったんですよ。安全装置があったから大丈夫だったんですけど、その瞬間からまたヒヤヒヤして、どうしようって。でも、監督が『悪いけど、このシーンはテオのために必ず必要だよ』って。だから『ハイ、頑張ります』とは言ったんですけど、体の揺れが全く止まらなくて、どうしようって思っていたら、監督が1時間ぐらい抱きしめてくれて『大丈夫だよ』って。そこからすごく信頼感が生まれて、スキンシップって大事だなと思いました。それで、けっこう撮影時間をストップさせてしまったのに、スタッフの皆さんは怒るどころか、ずっとそばにいて『大丈夫だよ、シン頑張れ、テオ頑張れ』って。その声で、1時間経ったら緊張感が止まって、不思議と撮影ができたんです。本当にスタッフさんにも先輩にも救われた作品です」と壮絶な撮影だったと共に、ドラマチームとの絆が垣間見える心温まるエピソードを明かした。

 続いて、自分では前世は何だと思うかを直筆イラストで披露。「ババーン」と自分で効果音を出して、掲げたフリップには可愛らしい仮面ライダーの絵が描かれていて、「前世があるかどうか分からないんですけど、もしあったとしたら、ヒーローじゃなかったかなと。この世の中にはヒーローがたくさんいると思います。消防士、警察官もみんなヒーローだと思うんですね。そういう人じゃないかなっていう意味も込めて、仮面ライダーにしてみました」と語り、「漫画みたいな絵を描くのが大好きなんです」と多彩ぶりを発揮した。

 シン・ウォンホは今後の予定として、DJを担当しているラジオ「SHINくんの夜のチューすDAY」(Fm yokohama)に出演中であることと、4月14日(金)に東京国際フォーラムCで「CROSS GENE」の単独ライブが開催されることを伝え、「誰が来ても楽しいライブにしていきたいと思いますので、楽しみにしてください!」と自信をのぞかせた。

 そして、最後に「韓国の最高の役者イ・ミンホさん、チョン・ジヒョンさん、イ・ヒジュンさんなどが出演している『青い海の伝説』で、『星から来たあなた』の脚本家パク・ジウンさん、スター監督と呼ばれているチン・ヒョク監督といったすごい皆さんとご一緒したんですけど、内容も演出も完璧すぎて、自分もこの作品に関われたことが、終わったのに信じられないぐらい、すごい経験でした。『青い海の伝説』をたくさん愛してください。そして、後半でもっと可愛くなる僕テオのことも愛してください」とメッセージを伝えた。

 その後、マスコミ向けの写真撮影、さらに観客向けの写真撮影と続き、さまざまなポーズで持ち前の愛嬌を振りまき、観客をキュンキュンさせたシン・ウォンホ。「『青い海の伝説』のために、ここに集まってくれた皆さんに本当に感謝しています。これからスタートする『青い海の伝説』はすごくいい作品だと思いますので、たくさん愛してくれたらいいなとテオ、シン・ウォンホも思っています。そして、ちょこっとテオのことも応援してもらえたらいいなと思います」と最後までドラマをしっかりアピールし、トークショーを終えた。

 チョン・ジヒョンとイ・ミンホが織り成す切ない恋の行方、そして、シン・ウォンホも活躍する詐欺師トリオの鮮やかなテクニック、見事なチームプレーなど見どころたっぷりの「青い海の伝説」、要チェックだ!



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