「Highlight」
「Highlight」
2009年に「BEAST」としてデビューし、高い人気を誇ってきたユン・ドゥジュン、ヨン・ジュンヒョン、ヤン・ヨソプ、イ・ギグァン、ソン・ドンウンが2017年2月、「Highlight」として新たなスタートを切り、ますますパワーアップ。そんな彼らが、1stミニアルバム「CAN YOU FEEL IT?」を引っさげ、6月のソウル公演を皮切りに、海外ツアーを展開中。

HIGHLIGHT の最新ニュースまとめ

 8月20日(日)からは日本公演となる「HIGHLIGHT LIVE 2017『CAN YOU FEEL IT?』TOUR in JAPAN」に突入。大阪、名古屋を経て、24日(木)には東京・ZEPP TOKYOでファイナル公演を開催し、「BEAST」時代のヒット曲や、「Highlight」としての新曲を織り交ぜた見どころたっぷりのステージで、大盛況のうちに日本ツアーを締めくくった。

 「Highlight」としては初の東京公演。ぎっしりと埋め尽くされたフロアは、スタート前からウキウキしたムードが漂っていた。オープニング映像が流れた後、紗幕が落ち、ステージ上に組まれた高台に5人の姿が現れると、待ちわびていたファンの大歓声と共に、フロアには一斉にペンライトが光り始める。「東京の皆さん、準備できましたか?みんな叫んで!」とあおる声で、さらに会場は湧き上がり、「Highlight」としてのデビュー曲となる「Plz don‘t be sad」で幕開け。一気にヒートアップし、メンバーたちはその勢いのまま、エネルギッシュに「HANDS UP(JPver.)」、「GUESS WHO?(JPver.)」を披露し、ファンをあっという間に彼らの世界観へと引き込んだ。

 「こんばんは、ヨソプです」、「久しぶりです、ドゥジュンです」、「皆さん、ジュンヒョンです」、「皆さん、ギグァンです」と4人があいさつを終えると、客席からはお決まりの「ソンナムシン(=ソン男神)」コールが。「皆さん、ドンウンです。よろしくお願いします!」とドンウンまであいさつを終えたメンバー5人をファンは大きな歓声で迎え入れた。

 「『Highlight』の名前で行う初めての日本ツアーですけど、僕たちは皆さんに会いたかったです。東京の皆さん、お元気でしたか?」(ジュンヒョン)、「こうやってファンの皆さんとお会いできて、ドキドキしています」(ヨソプ)、「やっぱり日本のファンの皆さんの反応はアツいですね。きょうも皆さんと一緒に、夏よりもアツい時間を作りたいです!」(ギグァン)とファンと交流しながら、さらに気分を高めた。

 ジュンヒョンのラップで始まる「DRIVE」からは、スタンドマイクを立て、ムードたっぷりに5人がそれぞれの美声を響かせ、「Suite Room」、「SLEEP TIGHT」とつないだ。

 そして、改めて「Highlight」として、日本でまたライブができたことを感慨深げに語るメンバーたち。「いままで毎年日本に来ていましたが、今回は少し何か違う気がします。『Highlight』という名前で初めてやる公演だからだと思います」(ギグァン)、「僕は名前ができる前、1人で日本に来てライブをしましたけど、会場で待っていてくれる皆さんを見て、すごくホッとしました」(ドンウン)、「そのときは僕たちの名前も、ファンの皆さんの名前もなかったのに、いまはファンの皆さんを呼べる、新しい名前も作りましたよね。名前は?」(ヨソプ)と問い掛け、客席から「『ライト』!」の声が上がると、「その名前を決めるとき、本当に悩みましたが、名前通りにファンの皆さんが僕たちを照らしてくれる存在だと思います」(ドゥジュン)としみじみ。

 さらに、ファンが持っているペンライトの光を自分たちが自由に変えられると茶目っ気たっぷりに話し、レッド、イエロー、ブルー、グリーン、パープルに変えて楽しむメンバーたち。「でも、やっぱり僕たちはダークグレーでしょ!」(ギグァン)とダークグレーに変え、「前のグループのときからダークグレーを守ってきましたが、皆さんも僕たちと一緒にこのカラーを大切にしてくださって、うれしいです」(ジュンヒョン)、「皆さんと僕たちがこうやって大切に思っている分、ずっと守っていけたらうれしいです。皆さんできますよね?」(ヨソプ)とファンとメンバーが心を一つにした。

 「CALLING YOU」では、スクリーンに携帯電話の画面のように、左にはメンバー、右には客席のファンの顔が映し出され、まるでテレビ電話をしているような演出でファンを楽しませた「Highlight」。さらに、夏にぴったりなダンスナンバー「YeY(JPver.)」、刺激的で大人の雰囲気漂うミドルテンポのダンスチューン「Only One(JPver.)」でファンを魅了した。

 今回のツアーのため、新たに準備したという、ゴールドがあしらわれた赤のジャケットに着替えたメンバーたちは、高台で紗幕越しに「It‘s Still Beautiful」を熱唱。紗幕には韓国語の歌詞字幕が映し出され、会場にはメンバーたちの切ない歌声が響き渡った。続く、大ヒットのバラードナンバー「雨が降る日には(JPver.)」ではステージ上にスモークがたかれ、幻想的な世界に。さらに、愛の終わりを描いたメッセージソング「Sad Movie(JPver.)」、珠玉のバラード「12時30分」と「Highlight」の感性を届けるステージが続き、ファンをうっとりさせた。

 メンバーたちは今回の日本ツアーについて、ヨソプは「ショッピングをしたり、おいしいものを食べたりして楽しかったです」と振り返った。名古屋では雷が落ちて、出掛けるのを諦めかけていたら、ドンウンが一番に出掛けていったというエピソードも。フィギュア好きのドンウンは「1人で『まんだらけ』とか『ジャングル』に行って、いろんなフィギュアを買いました(笑)。幸せです。急な雷で驚きましたが、雨に打たれず、歩き回れました」と満面の笑み。ギグァンも「今回のツアーではメンバーとご飯を食べに行けませんでした。でも、ついにダイエットが終わって(とガッツポーズをし)、きょうメンバーと『一蘭』に行ってラーメンを食べました!本当においしいー!やっぱりみんなで食べるラーメンが一番おいしいですよね」と幸せそうな表情を浮かべ、メンバー同士の仲の良さを垣間見ることができた。

 また、9月にソロ活動をスタートさせるギグァンは、PVの撮影が終わったことを明かし、「日本のファンの皆さんの応援も支えになります。一生懸命頑張ります!」と力強く宣言すると、ヨソプも「ファンの皆さんのおかげで十分癒やされていますからね。ここに来てくれたファンの皆さんも幸せになってほしいです」と伝えた。

 ファンの間でも人気の高い「Ribbon」、そして、イントロからファンのアツい掛け声が炸裂した「Fiction」で、会場の熱気は最高潮に。メンバーたちは、「久しぶりにファンの皆さんと過ごせて、昔の思い出も蘇ってすごく胸がいっぱいです」(ドゥジュン)、「また日本で公演ができるか心配だったんですが、最後の公演まで会場を埋めてくれた皆さんを見て、感謝の気持ちを伝えたいです。ありがとうございます」(ヨソプ)と感謝の言葉を紡いだ。

 この日、若干たどたどしい日本語だった(!? )ジュンヒョンは「もう少し日本語で上手に話をしたかったんですけど、ステージに上がったら上手く日本語が思いつかなくて」と苦笑いし、「次はもう少し上手くなって帰ってくるから待っててね」と言うと、「いまも十分上手いですよ!」とドンウン。続けて「僕もメンバーも、日本のライトの皆さんのことをたくさん思っているということを絶対に覚えていてください。ステージで伝えられない話も多いですけど、ファンの皆さんは全て理解してくれていると思っています」とファンとの絆を再確認し、ギグァンも「忙しい中でもこうやって皆さんの顔が見られて、僕もホッとしました。これからの活動も頑張れる気がします。ジュニョンが書いてくれた名曲『What You Like』で、一生懸命活動したいと思います!」と目をキラキラさせた。さらに、ことし下半期はギグァンのソロ活動をはじめ、ほかのメンバーのソロ活動、グループ活動も準備していることを明かし、ファンに期待を持たせた。

 ライブ終盤、メンバーたちは日本デビュー曲にもなった代表曲「SHOCK」で、色褪せないカッコよさを全開にして踊り、「Good Luck」、「CAN YOU FEEL IT?」と最後まで圧巻のパフォーマンスを見せ、本編が終了した。

 すぐに「Highlight」コールが湧き起こり、アンコールへ。再び登場した5人は、「Encore」でフロアの隅々まで手を振りながら、ファンと目を合わせ、「Freaking Cute(JPver.)」ではファンも大合唱。最後にもう一度、「Plz don‘t be sad」では“顔をしかめていない”スマイルのバルーンが投入され、メンバーたちもノリノリで弾けまくり、「すぐまた会いましょう!」という言葉を残し、お祭りムードのまま幕を閉じた。

 「Highlight」の5人は、着替えのためにステージをはけた以外は、ずっと出ずっぱりで、持ち前の歌唱力とパワフルなダンスパフォーマンス、ジャンルに縛られない幅広い音楽性を見せながら、約2時間にわたって全21曲を披露。アツいライブで、真夏の暑さを吹き飛ばした彼らは、この後も精力的に活動を展開し、年末までまだまだ突っ走っていきそうだ。




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