U-KISS の最新ニュースまとめ
生バンドによるオープニング演奏後、白の水玉シャツにジーパンという爽やかな姿で登場したスヒョンは、2ndソロシングル「I’ll be there」(7月19日発売)で、夜公演の幕を開けた。ファンの熱い声援に応えようと、早くも歌詞の「この声は君を呼んでる」の“君”を“KISSme”に変えるセンスを見せ、オープニングからファンの心をギュッとつかんだ。
続けて、卒業したケビンとのユニット楽曲「One Call Away」、「U-KISS」のアルバム「Action」に収録されたソロ曲「もう一度」で、圧倒的な声量から繰り広げられるパワフルかつ繊細な表現力を発揮。その魂の歌声にファンは静かに耳を傾け、うっとり酔いしれた。
「1部の公演もすごく楽しくて、いま2部の公演が始まったんですけど、皆さんの笑顔がステキだし、最後までスヒョンの本気を伝えたいと思っています!」と夜公演も気合を入れたスヒョン。まずはファンがいま一番気になっていることから語り始めた。「この前、大変なことがあったじゃないですか」とPV撮影中にケガをしたキソプについて触れ、「皆さんも心配してくれているし、メンバーも大変でしたが、キソプもどんどん元気になって、PV撮影は無事に終わりました。皆さんの愛情がキソプに届いたから、もっと元気になったと思います。これからもキソプのこと、たくさん応援よろしくね」と伝え、ファンを安心させた。
そして、改めて、声高らかに「皆さん、アンコール公演ありがとうございます!」と感謝し、「皆さんと会えるのを楽しみにしていたし、きょう皆さんの笑顔を見て、最近ちょっと心が弱くなっていたんですけど、皆さんのおかげで元気になりました!ありがとう!」と率直に語り、客席からは大きな拍手が送られた。
次の曲は、前回のセットリストにはなかったナンバー。「すごく会いたいヤツがいます。すごく会いたくて、一緒に歌いたいヤツがいます。スヒョンの声が届きますように」と曲紹介したスヒョンは、ケビン卒業ライブでケビンと歌った「Remember」を歌唱。続けて、韓国の音楽バラエティ「覆面歌王」で歌った、所属事務所の大先輩イム・チャンジョンの「Love Again」を披露し、韓国語曲を2曲歌い上げた。
トークパートでは、今回もタレントのAKIがMCとして登場。友達ならではの軽快な掛け合いや、ムチャぶりでファンを楽しませた。恒例となりつつある(!? )アカペラタイムになると、スヒョンは1部とは違って、「THE カラオケ☆バトル」(テレビ東京系)で準備していたのに歌えなかったという「EXILE」の「ただ…逢いたくて」を選曲し、生歌を披露した。
ここからは、雰囲気がガラリ。「U-KISS」の末っ子ジュンとのコラボ曲「WILD&TOUGH feat.JUN」が始まり、ラップパートでジュンが登場すると、ファンは歓喜!2人の息の合ったパフォーマンスに、会場はさらに沸いた。さらに、ジュンだけがそのままステージに残り、今回はスヒョンのソロ曲「Snowman」を優しく甘い声で歌い上げ、ファンは左右にペンライトを揺らしながら聴き入った。
1人でのステージも板についてきたジュン。「最初は緊張したけれど、いまは大丈夫です」と堂々とした姿を見せ、ニッコリ。そして、ダンスではなく、「アカペラやります!」と清水翔太の「君が好き」を伸びやかな声で披露し、ファンの視線をくぎ付けに。着替えを終えたスヒョンが、秋の装いでステージに戻ってくると、2人は「STORY feat.JUN」で清涼感あふれる魅力を発揮し、ライブ前半戦を終えた。
スヒョンがジュンに対し、「1部よりも上手くなった。こんなにレベル上がるのが早いのはどうして?」と驚いていると、「さっき楽屋で、兄貴がこの部分はもっとこう歌ったらいいよって教えてくれたからです」とジュン。「ちょっとだけアドバイスしたんです」と照れくさそうにするスヒョンは「でも、もっと頑張って。まだまだ」と愛のムチを打ちつつ、「ジュンの成長した姿をまた見て、すごくうれしいです」と喜んだ。
話題はジュンが本格的に俳優デビューを果たすtvNドラマ「付岩洞の復讐者たち」へ。「大先輩を前に、演技の経験もほとんどないし、どうすればいいか分からなくなってしまって」というジュン。それをマネジャーから聞いたというスヒョンは、「十分上手いのに、なんでビビってるの?」と一喝。
そこから、さらに話が発展し、AKIのムチャぶりから、“忙しくてなかなか会えなかった彼女が泣いているのをなだめる”という演技を即興で披露することになったスヒョン。本人は嫌がり、照れまくっていたが、覚悟を決めると、「泣かないで。もっと幸せにしてあげるから。好きだよ」と甘い言葉をささやき、ファンを胸キュンさせた。安心していたジュンも、結局やることになり、「ゴメンね。ちょっと忙しくて。ずっと待ってたの?(頭をなでるように)ゴメンね。おいしいもの食べに行こう(と手を引っ張っていく)」とキュートさと男らしさを見せ、客席からは黄色い声が上がった。最後は、やられっぱなしだったスヒョンとジュンが、AKIの演技を見たいと逆襲し、AKIはラーメン屋を舞台にした独特な展開の演技を見せ、会場を大爆笑に包んだ。
ライブ後半戦は、「PASSAGE」から。スヒョンの美しい歌声に、ジュンの力強いラップが加わり、心地よい響きを届けた。その後、ジュンが退場すると、スヒョンはイスに座り、ピンスポットの光を浴びながら、ソロデビューシングルの収録曲「メロディ」と、「U-KISS」のバラード「Believe」をしっとりと、そして熱く聴かせた。
「『Believe』は大変なことがあっても、一緒に未来を描いて、前へ進もうという意味がある曲で、スヒョンもメンバーも、『KISSme』の皆さんも好きな曲だと思います。心から聴いてくれてありがとうございます」とスヒョン。「最近、いろんなことが起きたよね。でも、皆さんから“大変なとき『U-KISS』のことを考えたり、曲を聴いたら幸せになったよ”ってコメントをたくさんもらいました。その気持ち、スヒョンも十分分かります。こんなにたくさん愛してくれる『KISSme』がいるから、大変なことがあっても、何でもないっていう気分で乗り越えて、ここまで来られました。皆さんと別れたくないね…。でも、これが最後じゃないから。スヒョンの初のソロコンサートはすごく幸せで、忘れられない思い出になりました。皆さんの愛情をまた感じたし、皆さんに心から感謝します」と何度も感謝を繰り返し、会場をゆっくり見渡しながら、「皆さんがどこにいても、スヒョンがどこにいても、心は一緒だから」とファンとの絆を確かめ合った。
本編最後は、「U-KISS」メンバーが、ファンへの感謝の気持ちを歌詞にした「Lots of love」。スヒョンは感極まり、言葉に詰まる場面がありながらも、最後まで心を込めて歌い切ったが、歌い終えると堪えきれず、涙を流し、ステージを後にした。
そんな余韻を吹き飛ばすように、アンコールでは元気よく現れたスヒョンとジュン。「U-KISS」のラッパー、イライとジュンのユニット曲「DAMN!! 」をパワフルでエネルギッシュにパフォーマンスし、会場のボルテージを一気に上げた。ジュンが「イライさんには申し訳ないけど、スヒョンさんと歌った『DAMN!! 』が良かったと思います(笑)」と言うぐらい盛り上がり、スヒョンも「また、こういう強いテンポのラップ曲やりたいですね」とジュンとのコラボに意欲を示した。
そして、10月11日(水)にリリースされる「U-KISS」の日本14枚目のシングル「FLY」のリード曲は、キソプが作った楽曲で、「メンバーみんなが1回聴いて、コレだって決まりました」と明かし、レコーディングもPV撮影も終わっているので、新曲を引っさげての活動が楽しみだと意気込んだ。
「今回ジュンと一緒にやってみて、僕も勉強になることがありました。お互いに成長するきっかけになってうれしかったです」とジュンとのコラボを振り返ったスヒョンは、ジュンと「Crazy 4 U」を歌いながら、またも「二人の願いをYeahひとつずつ叶えよう」という歌詞の“二人”を“KISSme”に変えるさりげない演出をし、ファンを喜ばせた。
歌い終えた後、ジュンもスヒョンのソロライブに参加したことについて、「スヒョンさんと歌うことができて、いい機会になりました。隣で兄貴のステージを見ながらいろいろ勉強もできたし、皆さんとも会えて本当に幸せでした。きょう帰ったら寝られないと思います。それぐらい幸せです。いつかまたスヒョンさんと、もっといっぱい曲を歌いたいです!」と振り返り、スヒョンと固い握手を交わし、舞台袖にはけた。
ステージに1人となったスヒョンは「1部で弱い姿を見せてゴメンなさい。いますごく幸せを感じているから、知らないうちに笑顔になっています」と充実した笑顔を浮かべ、「皆さんとちょっとだけ別れますが、皆さんとの距離が遠くなっても、ほかのメンバーがスヒョンの分まで頑張るから、ほかのメンバーのことも信じて、たくさん応援してほしいです」と兵役が近いことを匂わせ、「次の活動でも100%以上、全ての自分を見せて別れたいと思っているし、皆さんはスヒョンにとって大切な存在だから、もっと皆さんと一緒に大切な思い出を作りたいと思います。まだ時間は、いっぱいあるからね。『U-KISS』のこともスヒョンのこともジュンのことも、応援よろしくお願いします!」と伝えると、会場からは鳴り止まない拍手が。
その光景を目に焼き付けるように眺めたスヒョンは「最後は楽しく終わりたいと思います!皆さん、笑顔がステキだから笑って!」とお願いし、アンコール最後は再び「I‘ll be there」。スヒョンも明るく元気いっぱいに歌いながら、「君に会いたいよ」のパートでは、客席にマイクを向け、ファンが大合唱。スヒョンは最後まで笑顔を貫き、会場は温かな一体感に包まれた中、幕を閉じた。
さまざまな試練が続く「U-KISS」だが、今回スヒョンの笑顔を見て、いまの想いを聞けたファンは一安心したことだろう。次は新生5人組「U-KISS」の新曲初披露の場であり、スヒョンの兵役前最後の参加になるであろうライブイベント「U-KISS LIVE EVENT 2017 ~Stay with U~」が9月30日(土)の千葉公演を皮切りに、埼玉、大阪の3都市で6公演開催される。
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