<b>5か月ぶりのスクリーン復帰…誘拐犯役で登場</b>

映画俳優カン・ドンウォンが『私たちの幸せな時間』以降、5か月ぶりにスクリーンにカムバックする。ファンたちを笑わせて泣かせたかっこいい姿ではなく“声”を通じてだ。
パク・ジンピョ監督の新作映画『あいつの声』(監督:パク・ジンピョ/制作:映画社チプ)でカン・ドンウォンは、事件の始まりであり終わりである誘拐犯“あいつ”の役を演じ、映画の緊張感とスリルを与える。

韓国映画「あいつの声」のキャスト、公開日、あらすじ

22日、マスコミメディア試写会を通じて公開されたカン・ドンウォンの声の演技は、ソル・ギョングキム・ナムジュの演技と同等に熱い話題を集めた。

1991年、世間を驚かせたイ・ヒョンホ誘拐事件をモチーフにした映画『あいつの声』は、子どもを誘拐された中流家庭夫婦のやるせない悲しみと、見えない犯人に対する恐怖と怒りを、比較的大胆に描いている。

誘拐犯と父兄の間に繰り広げられた44日間の戦いで、カン・ドンウォンは極悪卑劣な犯人として登場する。
冷たい電話の音に続いて聞こえてくる“あいつ”の声は、予想外に乾いている。社会的に認められている権力層や、富を持って暮している富裕層に対する怒りも、金に対する欲望も見当たらない。

パク・ジンピョ監督は、これについて「犯人を特別な人間ではなく、我々の周囲にいる人間として設定した。カン・ドンウォンの声に緊張感が足りないと感じるとしたら、それは僕の意図が反映されたもの」と明かした。
2004年『オオカミの誘惑』を通じて、スクリーンデビューしたカン・ドンウォンは『デュエリスト』や『私たちの幸せな時間』で、映画俳優としての可能性と課題を同時に抱えた。

そのネームバリューだけで10~20代の女性客たちを左右させるほど、強力なパワーを持ったカン・ドンウォンは、俳優としての新しい領域に挑戦した。声の収録だけに留まらず、リアリティと感情移入を高めるために、俳優やスタッフたちと共に現場へ同行し、演技に力を注いだという。

すでに犯人はわかっていて、観客は“あいつ”がカン・ドンウォンということを知っている。結果よりも過程が中心になる映画の特性上、観客は“あいつ”と、子どもを誘拐されたハン・ギョンベ(ソル・ギョング)、オ・ジソン(キム・ナムジュ)夫婦の対立関係に全神経を向けるはずだ。

カン・ドンウォンの声の演技は、トーン、発声、訛りなどで未熟さが表われているが、比較的監督の意図通りに演じきった。キャスティング段階で大きな話題を集めたカン・ドンウォンの出演が、果たして映画のヒットにつながるのかが期待されている映画『あいつの声』は、2月1日公開予定だ。


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